おめでた!一周年!
皆さんこんにちは!いろはねです!
最近は仕事帰りに夜道を歩いていると鈴虫達がたくさん鳴いていて、
とても風情がありますね!秋もとても大好きです!
そんな私は季節の声を毎日聴くのがひそかな楽しみなので、最近は寝る前に窓を開けて電気を消して外の音を聞いています(笑)
そうすると気持ちが安らぐので、やってみたことがない方はぜひ…(笑)
さて!今回は題名にありますように、
いろはねはまさにブログを投稿しました今日が、
このお仕事を始めてからピッタリ丸一年になります!!
パチパチパチ~!
なので今回は、丸一年経った記念に、自分の気持ちを書いていこうかなと思います!
とにかくこの一年間は、新しい知識や経験をたっぷりさせていただくことができたな
と強く思います!
毎日が新しいことの連続で、あたふたしてご迷惑をおかけしたこともしばしば…
それでもお仕事で関わる皆様は、丁寧に優しく接してくださって…
私は人との縁に本当に恵まれているなぁ…とつくづく思う一年間でもありました!
それを最近強く感じた出来事が、前回も書きました、ダイエット&ビューティーフェア2020への出展ですね!
後から聞いたのですが、この展示会の来場者数は3日間で合わせて12000人以上だったそうです!
事前予約制だったこともあり、そうでなければもっと来場者数はあるはずなのですが…
それでもこれだけの人数が来てくださったことは私的にはすごいことだと思います!
ということは、1日当たり4000人以上は展示会へ来てくださっていたということがわかりますね!
さらに、弊社の展示ブースには3日間合計で300人ほどは来てくださっていたということなので驚きです…!本当にありがたいことです。
あれだけ多くの方々が出入りしていて、尚且つ数々の展示ブースがある中、
自分達のブースへ足を運んでくださったり、直接お話しをした方もいて…
そして展示会が終わった後!お客様の方からわざわざ、御礼のメールや
打ち合わせがしたいと問い合わせをしてきてくださる方がたくさんいらっしゃって…
あれだけの企業が軒を連ねる展示会で、弊社に興味を持って選んでくださったのは、
もう運命としか言いようがありません!
この縁が正式な形となっていきますように頑張るのみです!
そして、このようなご縁も私は大切にしていきたいと思いました!
まだまだ知らないこともたくさんあって未熟者のいろはねですが、
人とのご縁を大切にしながら、今後も色々と学ばせていただきたいなと思います!
自社の技術も頭に入ったところで、今後は非常にたくさんある化粧品原料について、
しっかり知識を増やしていきたいなと思いますし、
試作の案件が来た時には、まずどのような実験を重ねていけば効率が良いのか、
何が重要なのか、アイテムによっては一人で考えられるようになりたいなと思います!
また、色々と基礎実験も行っていきたいと思いますので、それについては乞うご期待!
いろはね研究員のドタバタな奮闘記はこの先も続いていきますので、
どうか温かい心で見守っていただければ幸いです。
このブログを読んでくださっている方々とのご縁にも感謝し、
いろはね研究員は一人前の化粧品技術者を目指し、日々走り続けます!
今回はあまり化粧品に関係ないお話で失礼しました…!
次回からはまた通常運転に戻ります!
それでは!
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ダイエット&ビューティーフェア2020!
皆さんこんにちは!いろはねです!
やっと秋らしい陽気になってきましたね!
9月の4連休は皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、GoToキャンペーンを使ってひっさびさの旅行に行ったのですが、秋らしい気温と快晴に恵まれ、とても充実した連休となりました!
では!本題に入りましょう!
先週9月15日~17日に、ダイエット&ビューティーフェア2020が開催されました!
当初は開催が危ぶまれたり、開催できると思いきや入場者数は制限、それに加え入場するには事前予約制ということで、当日はどうなるかな…?
とドキドキソワソワしていたのですが…
予想以上に多くのお客様が来てくださり、大盛況に終わりました!
私は今回初めての展示会参加ということで、初日は特に緊張していたのですが、
そんなことも吹き飛ぶくらいに多くのお客様とたくさんお話しをすることができ、
非常に濃い3日間となりました!
ご来場いただいた皆様、お忙しい中本当にありがとうございました!
この場をお借りして御礼申し上げます!
さて、今回の展示会で果たしていろはねは何を学ぶことができたのでしょうか!?
それは、自社技術がいかに革新的かを改めて理解できたこと。
これが一番ですね!
化粧品は人々を美しくするツールとして、数えきれないほどの素敵なアイテムで溢れていますよね!
その中で生き残っていくためには、ユーザーの方々に安心してリピートしていただくのはもちろん、いかに差別化できるかも重要になってくると思います。
実はドラックストアなどで化粧品をよく見てみると、アイテムによっては各メーカー美容成分が違うくらいでベースは似たり寄ったりなのです。
それらとは一味違うんだぞ!というのを私は特にお客様にお伝えしたかった!
展示会は自社技術をメインに展示していましたので、実際それについて説明する際、
市販品の特徴と自社技術を比較したことで、これは他社では簡単に真似できないし、
本当に自社でしか実現できない特別な技術なんだなと改めて思いました。
また全体を通して感じたのは、入場が事前予約制だったということもあり、
ありがたいことにこちらの話を熱心に聞いてくださる方が多かったように思います!
私の説明に対して、強く関心を持ってくださる方、感動してくださる方、驚く方…反応が様々でそれも面白かったのですが、
何より自社で努力して作り上げた技術を多くのお客様にお伝えでき、それについて興味を持ってもらえたことが非常に嬉しかったです!
展示会から時間が経っていっても、化粧品を作るならあの会社にお願いしようかな
…とふと思い出していただけるような存在になれたでしょうか…
…そういえば!
前々回ブログで、展示会での個人的な目標をあげていましたね!
その目標は…
「自社技術をアウトプットして、さらに理解を深め、頭に定着させること」
これは達成できたように思います!
当日私は、どのように説明したらお客様は理解しやすいだろう?ということを常に意識しながらお話しするようにしていました!
また、この方ならもう少し専門的な言葉も使って良さそうだな…
この方は実際に使用感も見てもらいながらイラストも見せて説明しよう…
この方はエビデンスデータ見せたらもっと興味持ってくれそう…
といった感じで、自分もお客様と一緒に自社技術を学ぶような感覚だったので、
この目標が達成できたように思います!
そして色々お話ししていると、エステ、広告、整体、機器メーカー、健康食品、テレビショッピング、ネット通販などなど…様々な分野のプロの方々がいらっしゃって、
自分のあまり知らない世界のお話も同時に聞くことができ、さらに勉強になることがほとんどでした!
今回の展示会で、以前からお会いしたいと思っていた方々にも直接ご挨拶とお話ができ、この仕事に関わる皆様との良きご縁を感じました。
このチームに加わることができたご縁に感謝して、これからも精進してまいります!
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W/OとO/W?
皆さんこんにちは!いろはねです!
前回ブログにて告知しました、ダイエット&ビューティーフェア2020は本日までです!
あっという間の最終日、張り切って頑張ってきます!
そして、その後は4連休も待っていますので、今から何をしようかワクワクしているいろはねです(笑)
さて!今回は乳化アイテムのちょっとした見分け方を教えてもらったので、それについてまとめていきたいと思います!
皆さんは、乳化アイテムにタイプがあるのをご存じですか?
題名にも書いた通り、大きく分けて二種類あります!
まず、「乳化」はもうご存じの通り、
水と油の相反する液体同士を界面活性剤の力を利用して混ぜ合わせることですよね!
そして、これら液体同士が混ざり合った状態を「エマルション」と言います!
このエマルションにタイプがあるのです!
それが、「O/W型エマルション」と「W/O型エマルション」です!
どんなイメージかと言いますと…
自分でイラストを作成してみました!(笑)
つまり、
水の中に油が存在しているのが、O/W型エマルション(水中油型)
油の中に水が存在しているのが、W/O型エマルション(油中水型)
ということになります!
イメージしやすくなったところで、身近な例を挙げますと…
O/W型エマルションは、生クリーム
W/O型エマルションは、バター
なのです!
さらに発想を膨らませると、コーヒーに生クリームは容易に溶けて混ざりますが、バターはなかなか溶けないですよね。
食べ物で例えるとこんなイメージです!
では、化粧品はどうでしょうか?
<O/W型エマルション>
使用感:ベースが水になるので、肌にスッと軽く伸びてみずみずしい使用感が特徴です!
今は乳液やクリームのほとんどがこのタイプと言われています!
<W/O型エマルション>
使用感:ベースが油になるので、濃厚でリッチな使用感です!
水になじみにくい性質を利用して、ウォータープルーフの日焼け止めなどもこのタイプになっています!
しかし、O/W型やW/O型があると言われても、どちらも見た目は白く乳化した状態…
どっちがどっち?というのは、使用感で確実に区別することはできませんし、それだけでは確証もありませんよね。
ここで簡単な見分け方があるのですねー!
実際にやってみました!
まず適当に精製水を用意しまして…
そこへ市販の乳液を投下!
そうしますと…投下した瞬間にフワーッと溶けていきました!
そのまま少し観察していますとさらに溶けていき…
水面に少しオイルのようなものが浮いているだけで、最後に白い塊はほとんど溶けて消えていきました!
このように容易に水に溶けていったということは、
この乳液はO/W型エマルション!
先程のイメージ図で、O/W型エマルションは周りが親水基で囲まれていましたね!
つまり、水と非常になじみやすい為こうして容易に溶けていったのですね!
対して、濃厚でリッチな使用感のクリームを滴下してみました!
こちらは滴下してもすぐに溶けていきませんでした!
そして、時間が経過してもそのままクリームの塊が残っている状態でした!
ということは、これはW/O型エマルション!
先程のイメージ図で、W/O型エマルションは周りが疎水基で囲まれていましたね!
つまり、エマルション自体が水となじまず撥水性を持つ為、なかなか溶けていかなかったのですね!
今回のちょこっとした実験で、
O/W型かW/O型か容易にわかってしまうのですね!
こうして実際に実験してみると、先ほどのイメージ図や使用感の違いとリンクできて、さらに理解しやすくなります!
こうした地道な確認実験も化粧品を知る上では非常に重要だなと感じた、いろはね研究員なのでした。
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展示会への意気込み
皆さんこんにちは!いろはねです!
早く秋らしい気候になりませんかね…今年は残暑が厳しいです(汗)
さて!題名にもある通り、ある展示会に出展させていただくことになりましたので、
それについて書いていきます!
ついに来週に迫りました!
9/15(火)~17(木)10:00~18:00、東京ビッグサイトにて開催される美容の祭典!
ダイエット&ビューティーフェア2020(第19回)に向けて現在ドタバタと準備が進んでおります!
今回の展示会は入場者数が制限されており、入場には事前登録が必要です!
招待状のみ持参での入場はできませんので必ず事前登録をよろしくお願いします!
来場されたい方は下記のURLから飛んでいただくと登録が可能です!
事前登録はこちら!↓
そして!
今回の展示会では美里先生のセミナーも開催されます!ぜひいらしてください!
無料でお話を聞けちゃいます!
美里先生ご本人がブログに詳細を書かれていますので、セミナーをご覧になられる前にこちらを読まれるとより面白いと思います!
今回展示会へ出展するにあたり、準備をする中で新たに経験できたこと、学べたことがたくさんありました!
一つ目は、前回記事にしたエビデンスを取りに行けたことです!
以前美容部員として働いていた時もお肌の水分量と油分量を計測する機器を使用していましたが、あれは目安的な物で、そこまで精度が高いわけではないということに気づくことができました!
だからこそ、専門の機関に依頼をし、精密な測定機器で様々な肌データを取ることで、自社の独自技術の効果を証明することができるのですね!
今回は自分も被験者の一人となって、実際に測定機器に触れることができ、
非常に良い経験となりました!
二つ目は、自社の製剤技術をしっかり学べたことです!
今回の展示会では、独自の製剤技術達をメインにブースを設けます!
入社した当初は、何これ!使用感めっちゃ良い!今まで触ったことのない感触!
なんてすごい技術なんだ!と感覚的な面でしかその技術を把握できていなかったように感じます…。
しかし今回の展示会へ向けて、一般的な技術とどのように異なるのか?
どのような仕組みでこの使用感が成り立っているのか?その結果お肌に与える効果は?
この技術の開発経緯は?など具体的な部分を落とし込むことができました。
他社には真似できないこの素晴らしい技術を、来場されたお客様に上手くお伝えしたい…!その心意気で今回ブースに立たせていただきます!
どっしり構えている者がいたら私かもしれません(笑)
今回の展示会での個人的な目標は、これらの技術をアウトプットしていくことで、さらに理解を深め、しっかりと頭に定着させることです!
自身のさらなる成長の為、このチャンスをフルに活用したいと思います!
少しずつできる仕事が増えてきたタイミングでの展示会、今の自分には何ができるのかしっかり考えながら無駄のない時間にしたいと思っています。
そして、1人だけではなく会社の皆さんと一緒に作り上げる展示会だと思っています!
今回の展示会は、こんなご時世なので開催が危ぶまれ、中々思うように準備を進めることができませんでしたが、無事に開催が決まり、まさに今ラストスパート!というところです!
いろはねは果たして今回の展示会において、出展する側として、本番で何を学び、感じとることができるのでしょうか!
当日がとても楽しみです!精一杯頑張ります!
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エビデンスを取りにいきました!パート2
皆さんこんにちは!いろはねです!
9月突入ということで、暦では秋ですが、まだまだ暑い日が続きますね(汗)
さて!今回は題名の通り、エビデンスを取りに行ってきましたので、それについて書いていきたいと思います!私はこれで2回目になります!
1年の間に2回もエビデンスを取りに行かせていただけるなんて光栄です…!
ちなみに、初めての時もブログに書いておりますので、まだお読みになったことがない方はぜひ!↓
今回のエビデンス試験は…
対象検体:自社開発の乳液と一般的な乳液(2種類)
被験者:3名(年齢20代~40代)
試験目的:検体を塗布し、2時間後の肌への影響を比較
測定項目:1.水分量 2.水分蒸散量 3.弾力量
試験方法:
①クレンジング&洗顔をし、15分間待機
②塗布前測定
③半眼ずつ検体を塗布
④2時間待機
⑤洗顔し、15分間待機
⑥塗布後測定
という流れで行いました!
前回と試験方法がいくつか異なり、また新しい経験をすることができました!
<異なった点>
①クレンジング&洗顔方法を統一
これは人によって力加減やなじませ方、洗い方が異なりますよね!
その違いだけでも正確なエビデンスデータが取れなくなってしまうのです!
例えば、
・強い力でゴシゴシ洗うと、肌本来の弾力が変わってしまう
→正確な肌弾力を測定できない
・洗浄が不十分だと毛穴の中に汚れが残り、検体が浸透しにくくなってしまう
・洗浄後はペーパータオルで丁寧にふき取り、水気が残らないように十分注意する
→水分量データに影響が出てしまう
このように、被験者同士の条件が同じになるよう徹底されていました!
②非常に正確な時間管理
ストップウォッチで毎回時間を計り、被験者ごとに少しでも時間にズレが生じないよう徹底されていました!
また、今回はコロナウイルスの影響もあり、密を避けるため、
緻密なスケジュールが組まれており、被験者同士が被らないよう、
1人ずつ別室で計測をしていただけるようになっていました!
③待ち時間の過ごし方
ここにもいくつか条件がありました!
・顔に手を触れてはいけない
→肌に手が触れてしまうと水分量が変化してしまうリスクがあるため
・寝ない、しゃべらない
→皮膚を動かしてしまうとそれによって水分が余分に蒸散してしまうため
・たまに顔を上に向ける
→待ち時間中、スマホやパソコンはOKだったのですが、それだとずっと同じ体制になってしまい、皮膚が固まり、偏ってしまうため、上を向いてリセットする必要がありました!
④プロの方による計測
プロということは、計測機器の使い手ということになりますね!
ここまで書いてきたように、エビデンスは被験者同士をほぼ同じ条件に統一する必要があるので、プロの技術をお借りするのが一番なのです!
測定時は顔を固定し、目も閉じ、表情筋を動かさないように測定を行いました!
目を閉じなければならなかったので、自分の肌がどのような状態だったのか
リアルタイムで見ることができなかったのは悔しいところですが…!
計測後にプロの方が説明をしてくれたので、そこで色々とお話を伺うことができました!
実はこの時、測定項目になかった毛穴やシワの状態も写真に撮ってくださったのです!
ここでとても面白かったのが、普段のスキンケアの癖が毛穴やシワの状態で分かってしまうということです!
私の場合は小鼻横の毛穴が開いてしまっていて、真横にスキンケアを伸ばしてつける癖がありました(笑)
逆にフェイスラインの毛穴流れは下に向いてしまっていたので、このままだとこれが将来ほうれい線の原因になるかもしれないとのことでした…
なので、スキンケアは下から上に少しリフトアップするような気持ちでやるとほうれい線対策になり、より浸透しやすくもなって良いということを教えていただきました!
⑤検体の塗布方法
④で一人ずつ毛穴やシワの流れが異なることを教えていただいたので、もちろん検体の塗布方法も統一しなければなりません!
その方法とは…
毛穴の溝が目立たなくなるように皮膚を少し上に持ち上げながら塗布しました!
こうすることで毛穴流れの違いをカバーすることができるのですね!
ということで、これらの条件に従い、自社開発の乳液を塗った私のお肌はどうだったのでしょうか?
細かいところは見ることができませんでしたが…
結果、水分量が上昇し、うるおいが増しましたー!うれしいですね!
対して、毛穴やシワの部分は塗布前とそこまで変化が見られませんでした。
水分量などは1日でもデータが取れるのですが、毛穴やシワに関してはすぐに効果が出るわけではないので、最低でも2週間以上は時間が必要になるのだそうです!
2週間かけてお肌がどう変化していくのか見てみたかったですねー…!
それに関してはどうしてもお金が関わってきますのでなかなか厳しい…(汗)
こうして実際に体験すると、原料メーカーさんや大手化粧品メーカーさんは何十人で何十日間のエビデンスデータをたくさんお持ちなので、規模の違いに改めて驚きました!
次は長期間のエビデンスデータを取ってみたいと願ういろはね研究員なのでした。
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小さな小さな世界
皆さんこんにちは!いろはねです!
8月が終わるというのに毎日毎日暑いですね!
これだけ毎日暑いと身体が慣れてきても良いはずなのに全くそんな気配がありません!
相変わらず大汗をかきながら職場へ向かっております(笑)
9月もこの暑さ…続きそうですね…頑張りましょう…
さて、前回は防腐効力試験のお題から、微生物のお話をさせていただきましたが、
微生物達のいる世界って、私達人間の目には見えないとっても小さな小さな世界なんですよね!
あんなに小さな生物が様々な働きをしているのだと知ると、生命の神秘とはなんと素晴らしい…
そんな世界を覗くことができる優れもの…それが「顕微鏡」ですね!
顕微鏡と言えば、前回からお話ししている微生物の観察をしたりするのが有名ですよね!
それだけではなく、顕微鏡は化粧品の品質を観察するのにも必要不可欠な存在なのです!
顕微鏡にも様々な種類がありますが、化粧品の観察によく用いられるのは、
「実体顕微鏡」と「光学位相差顕微鏡」です!
<実体顕微鏡>
検体をそのままの状態で拡大して観察します!
肉眼で見ている時と同じ状態なので、検体の立体感もわかる機械です!両眼に超高性能な虫眼鏡を装着して観察しているようなイメージですね!
この特徴を活かして、化粧品には主に以下のように使われます!
①メイクや日焼け止めアイテムに使用されている粉体成分の分散状態や凝集の確認
②結晶性成分が結晶化したかしていないか
③ゴミや繊維など、混入した異物の特定
これらは実体としてとらえて観察することができますので、実体顕微鏡の力で拡大して化粧品の品質を確認しています!
<光学位相差顕微鏡>
この顕微鏡は、光の屈折を利用して明暗のコントラストを作り、無色透明な検体を可視化してくれます!
この無色透明な検体というのは、植物や人の細胞であったり、微生物などの細菌類ですね!
つまりこれらは、ただ拡大する実体顕微鏡では観察することができないのです!
この特徴を活かして、化粧品には主に以下のように使われます!
①微生物の菌種の特定
②乳液やクリームなどの乳化アイテムの観察
→エマルジョンの粒子が凝集したり、肥大化していないかを確認する(乳化安定性を見る)
顕微鏡自体の性能は違えど、どちらも肉眼では簡単に見ることのできない領域を観察することができる為、化粧品の品質管理には欠かせない存在となっているのですね!
そして私はこの間、光学顕微鏡の方を使って、目に見えない小さな世界を実際に観察しました!
ある微生物を捉えて写真も撮影したのですが…
これは一体何でしょうか…!
答えは…黄色ブドウ球菌でした!
よく観察しますと、小さな丸い菌がいくつも塊を作っていますね!
まさにブドウのように!
観察時は倍率を100倍200倍…と上げていき、
400倍にしてやっとこの様子を観察することができました!
これが自分の皮膚の上にもいるのですね…!
そしてひどくなると、食中毒を引き起こしたり、ニキビを悪化させたりするのですね…!
こんな小さな微生物に人間は負けてしまうことがあるのか…
目に見えないプラス、束になってこられたらひとたまりもないなと思いました。
さらに顕微鏡で私は、クリームの状態も観察しました!
これは自分のアイフォンで撮影したものになるのですが、
無数のエマルジョンが見えますね!!
これを見たときとても興奮しました…(笑)
きちんと油滴が界面活性剤によって小さなエマルジョンとなり、分散している…!
今までイメージ図でしか見たことがなかった乳化の状態を、この目で実際に観察することができて感動しました!
この油滴が均一で小さければ小さいほど、分散していればしているほど、乳化状態が安定しているということで、
これが凝集したりしてしまうと分離に繋がるということなのですね!
他にも乳化アイテムを色々観察したのですが、
たとえ見た目が白い乳液やクリームになっていたとしても、
実際に顕微鏡で観察すると実はエマルジョンの粒子が粗かったりして、目視だけでの判断は良くないのだなと思いました!
私は検体をスライドガラスにのせる量がどうしても多くなってしまって苦戦しております(笑)
これは何度も観察していってコツをつかむしかありませんね!
学生時代にも顕微鏡に触れて、微生物の観察などしましたが、
化粧品にとっての顕微鏡は、どのような存在なのか…!
それを実際に体験して知ることができました!
安全で高品質な化粧品を販売するには、顕微鏡による状態の観察も必要不可欠なのですね!
ミクロの小さな世界を観察するのが楽しくて、しばらく顕微鏡に張り付いていたいろはね研究員なのでした。
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化粧品と微生物②
皆さんこんにちは!
連日の暑さでバテバテないろはねです(汗)
皆様も外出の際はどうか無理はされませんように…
さて!前回に引き続き化粧品と微生物のお話ですね!
今回は防腐効力試験に使用される指定の微生物にはどんなものがあるのかを書いていきたいと思います!
…とその前に、防腐効力試験を行う目的を明確にしておきましょう!
<防腐効力試験の目的>
防腐効力試験の一番の目的は、防腐剤の効力が最も機能できる最低濃度を導き出すことです!
防腐剤は多量に配合すれば良いというわけではありません!
過剰に防腐剤を配合してしまうと、肌への負担が大きく、刺激になることがあるのです!
微生物の細胞膜も人の皮膚と同じたんぱく質で構成されていますので、そこを刺激して微生物を殺す防腐剤は、過剰に配合すると当然人の皮膚にも影響が出てしまうということなのですね!
つまり、化粧品を使用するユーザーの方々にとって、いかに安全に防腐剤をフルに機能させることができるのか…
微生物だけではなく、人に焦点を当てて防腐効力試験は行われているのです!
<防腐効力試験の指定微生物>
ということで本題ですね!
防腐効力試験に使用される菌種は日本薬局方によって定められています!
①大腸菌
②緑膿菌
⑤黒コウジカビ
①~③は細菌で、④・⑤は真菌になります!
化粧品の製造や使用中に、人や周りの環境から混入・増殖してしまう可能性のある代表的な微生物が指定されています!
①大腸菌
環境中に広く分布していて、鳥類や哺乳類、私たち人の腸管内にも常在している菌の一つです!
腸内の大腸菌はほとんど無害なのですが、病原性を持つものも存在し、その一群が糞とともに排出され、環境を汚染します。
その汚染された食べ物を食べてしまったり、感染した動物に触れたり、汚染されたプールなどの水を飲んでしまったりすると下痢や腸炎などを引き起こす恐ろしい細菌です…
②緑膿菌
この細菌も環境中に広く分布していて、人の腸管内にも常在しています!
水周りによく見られ、栄養分の少ない環境でも増殖できる細菌です…
日和見感染症の代表的な細菌で、健康な人に病原性を発揮することはないのですが、抗生物質に抵抗性が強いので、抵抗力の非常に低下した人には様々な恐ろしい症状を引き起こしてしまいます…
顕微鏡で見るとブドウの房のように集まっているので、こんな名前が付けられています!
食中毒の原因菌としてテレビでもよく聞いたことがあるかもしれません…!
他にもニキビやアトピー性皮膚炎などを悪化させてしまう細菌です。
これも環境中に広く分布していて、人の皮膚や髪の毛、喉、鼻の中など多くの場所に存在していますので、これによる汚染に十分気を付けなければなりません!
イースト菌は酵母とも呼ばれていて、その発酵能力が様々な食品に良い影響を与えてくれていますね!
カンジダ菌は、細胞性免疫を強める働きをしたり、善玉菌の栄養源にもなるので、良い影響を与えてくれる菌なのですが…
加齢や生活習慣などによって免疫機能が弱まると、このカンジダ菌が大量に繁殖してしまい、病原性を発揮してしまいます。
⑤黒コウジカビ
黒コウジカビは、食パンや生鮮果実など広範囲にわたり食品を汚染し、環境中にもよく存在しているカビです!
カビは乾燥した環境でも生育でき、胞子を飛散してどんどん増えていきますし、さらには日光やアルコールなどの薬剤にも比較的耐性のある強い菌なので、発生してしまうと非常に厄介な存在です…
これらを用いて防腐効力試験を行っていきます!
試験対象の製品にそれぞれの菌を植え付け、一週間後、二週間後、三週間後と菌数の減少率を観察していきます!
試験期間は準備期間も含めて約二か月ほど必要で、なかなかの長期間になります。
こうして各微生物の特徴を調べてみると見えてくるのは、私たちが生活する環境に、
身体に、身近に存在するものばかりだということですね。
だからこそ、いつどこでどのように化粧品に混入してしまうかわかりません!
それを未然に防ぐために防腐剤を配合し、しっかり効力を発揮することができるのか試験をする…その必要性と重要性が身に染みて分かったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシス
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