新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

初めての実験~番外編~

 皆さんこんにちは!いろはねです!

前回は、市販クレンジング品質試験の模様をお送りしました。

今回はその番外編になります!

実はあの時、ファンデーションと口紅以外を使って品質試験をやっていたのです…

それは、ウォータープルーフのマスカラです!!

ウォータープルーフのマスカラって普段クレンジングした後、まつ毛の先っぽで固まって全然落ちてないじゃん!なんてことがよくありますよね。

個人的な意見ですが、私はあまり好きではありません…。すみません…(笑)

この落ちにくいアイテムは果たしてどのような結果になるのか!

気になる…!

ということで、先輩方とやってみることになりました。

条件は本番と同様に、写真のようにマスカラを人口皮膚につけてそれぞれのクレンジングをなじませてみました。

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ウォータープルーフマスカラ乳化後

並び方が少し違いますが…左からホットクレンジング(ノンオイル)、ジェルクレンジング(ノンオイル)、オイルクレンジング、ホットクレンジングです。

こ、これは!ファンデーションの時とは違う面白い結果が出ました…!

乳化後の写真を見ていただくと、ファンデーションの時は結果がイマイチだったジェルクレンジングが、ウォータープルーフのマスカラに対してはなじみが非常に良かったのです!

これはなぜなのでしょうか?

今まではウォータープルーフマスカラには水をはじくということで、油性のポリマーが使用されていましたが、それだと水(汗)はしっかりはじいても、皮脂には溶けてしまうため、にじむこともありますよね…。

そこで最近は水ベースで水溶性ポリマーを使用したウォータープルーフマスカラが多いとのこと。ポリマーの開発も進んでおり、水溶性ポリマーを乾燥して硬化することで耐水性を維持することが可能になってきたのだそうです。

これなら皮脂にも負けませんね!

でも水溶性に変わりはないので、水系のジェルクレンジングで非常になじむ結果となった。と考えられます。

面白い…!

今回の品質試験において、化粧品のベースが油性か水性かによって、クレンジングの落ち方がこんなにも違うのか!とまた新しい体験をすることができたいろはね研究員なのでした。

 

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