新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

お肌のうるおい①

皆さんこんにちは!いろはねです!

最近だいぶ涼しくなり、お肌の乾燥が気になる季節ですねぇ…しょんぼり。 

私もお肌が美しくなりたいので(笑)!!!

基本の保湿ケアを毎日頑張っています!!!

そのスキンケアに欠かせない言葉といえば…やっぱり「うるおい」ですよね!

では一体、お肌のうるおいってどうやって保たれているのでしょう?

皮膚の構造や機能を学んだので、今回はそんなお話です。

 

まず、お肌のうるおいをキープしてくれているところってどこだかわかりますか?

答えは…お肌の最も外側にある「角質層」。

<角質層とは?>

・お肌の中で最も外側に存在する層。

・10~20層程度で、厚さは0.02mm。

・肌表面から細菌やほこりなどの異物、水分などが侵入しないようにする。

また、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐバリア機能

うるおいを保つ保湿機能

こんな特徴を持っています!

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肌図(イラストACより)

さらに細かく見ると角質層のどこにうるおいが保たれているのでしょうか?

大きく分けて三つあります!

一つ目は細胞の間!

その名の通り、「細胞間脂質」と呼ばれています。

よく言われるのが、細胞一個一個をレンガに例えて、細胞間脂質はそれをつなぎとめるセメントの様なイメージ。

この細胞間脂質の40~65%を占めている”セラミド”が鍵となっています!

セラミドとは?>

このセラミドの大部分を占めているのが”スフィンゴ脂質”と呼ばれるもの。

これは、脂質であるのに親水基も持つ特殊な構造になっています。

このことから、スフィンゴ脂質は脂質の層と水分の層が交互に規則正しく重なり合い、ミルフィーユ状の構造をとることができます。

つまり、細胞間脂質は脂質だけではなく水分をも構造中に含むことができる為、お肌はうるおいを保持することができるのです!
この構造が整った状態であれば、お肌のバリア機能や保湿機能が上がり、しっとりとしたみずみずしいお肌になるということです!

 

二つ目が角質層の細胞内!

NMF(天然保湿因子)”です!

「Natural Moisturizing Factor」(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)の略。

これは角質層内に10~30%存在しており、水性の保湿成分です。

構成成分はアミノ酸類(40%)、ミネラル(18%)、ピロリドンカルボン酸およびその塩類(12%)、乳酸塩(12%)、尿素(7%)、その他(11%)で構成されています。親水性で水分を抱え込みやすい性質を持つ為、これもまたお肌のうるおいキープに欠かせない存在です。

 

三つ目は皮脂膜

イラストにもありますように、お肌はうるおいをキープする為に皮脂腺から皮脂を分泌します。これが肌内部のうるおいを逃がさない働きを担っています!

 

以上の三つをバランスよく持つことがお肌のうるおいを保つ重要な秘訣だったのですね!

私はこのお肌の保湿を手助けする化粧品成分などを現在勉強中です!

非常にたくさんの成分があるのでまずは基礎から丁寧に教えていただいてます…。

ありがたや…。

気合がさらに入りますね!

それにしても人間の体って…皮膚って本当に複雑で面白いです…!

また一つ勉強になったいろはね研究員なのでした。

 

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