セラミド高配合コスメ!
皆さんこんにちは!いろはねです!
最近ドラックストアやCM、雑誌などで、
「セラミド高配合!」と謳っている
スキンケアアイテムをよく見かけるようになりましたね!
「セラミド」というワードを聞くだけで、とても保湿力高そう…
と期待も高まりますよね!
もうすでにお使いの方、これから使いたいなと興味をお持ちの方、たくさんいらっしゃると思います!
では実際、セラミドって何者?
今回はそれについてお話していきたいと思います!
<セラミドとは?>
これは過去記事の復習になります!
お肌の最も外側にいる「角質層」
角質層に欠かせない存在である「細胞間脂質」
その細胞間脂質の約40~65%を占めているのが「セラミド」になります!
もう少し化学的なお話をすると、セラミドは「スフィンゴ(糖)脂質」という特殊な脂質の1つです!
何が特殊なのか?と言いますと…
脂質なのに、構造中に水となじみやすい「親水基」を持っているのです!
この特殊な構造があるからこそ、お肌の中の水分と油分をバランス良く保持することができます!
セラミドはお肌の保湿とバリア機能にとっても重要な成分の1つなのです!
つまり、ヒトの肌に存在する成分なので、安全性という面で、化粧品原料としても
とても注目されています!
<セラミドの種類>
化粧品原料として使われているセラミドには、いくつか種類があります!
①植物セラミド
米、トウモロコシ、大豆、こんにゃく、ユズなどの植物から抽出したセラミドです。
②動物セラミド
馬などの動物の脳や脊髄などから抽出したセラミドです。
③ヒト型セラミド
微生物由来以外は全て化学合成で作られています。
ヒト型セラミドは、ヒトの肌に存在しているセラミドと同じ構造を持つと言われています。
④合成セラミド
分子構造をセラミドに似せた成分のことです。
「疑似セラミド」とも呼ばれ、これも化学合成によって作られています。
今のところ、セラミドはこのような分類となっていますが…
セラミド原料は日々進歩しており、様々なメーカーさんの技術が組み込まれ、
新たなものが産み出されています!
その背景には、セラミド原料の課題が絡んでいるのです…
実は、セラミド高配合の化粧品は今まで作るのが難しいとされてきました。
その理由は…
先ほど説明した通り、セラミドは細胞間脂質の主成分です。
ということは脂質(油)ですね!
なので、非常に水に溶けにくいのです。
また、普通の油よりもさらに溶けにくいとも言われ、特に化粧水や美容液などの処方に配合しにくいというデメリットがありました。
このような背景もあり、その問題を打破しようと様々なセラミド原料の開発がされてきたということなのです!
・水に溶けやすくなるよう、セラミドに糖を結合させたタイプ
・独自の技術を用いて、セラミドがすでに溶かされている水溶液タイプ
など、様々なセラミド原料が生み出されています。
原料開発技術の進歩はすさまじいですね…!
しかし…独自技術などを用いても、せいぜい1%くらいしか水に溶かすことができなかったり、ホモミキサーなどの物理的なエネルギーをさらに加えないと、確実に溶かすことはいまだに難しいとされています。
こんな背景を知ると、最近見かけるセラミド高配合化粧品がいかにすごいかがわかりますね!
しかし、それも本当に高配合なのか心配なところもあります…
今市場に出ているセラミド高配合化粧品をさらに超える、確実な高配合化粧品の開発を…
と夢が膨らみます!
それを開発したら真っ先に使いたい…!と思ったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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