シリコーンが輝く場所~メイク編~
皆さんこんにちは!いろはねです!
あっという間のゴールデンウィークでしたね!
皆さんは良き休日になりましたでしょうか?
私は休みボケにならないように、このお休み中はあまり夜更かしをしないように心がけていました(笑)
ですがやっぱり少しぼーっとしてしまいますね…(汗)
気を引き締めます!
さて!前回の続きといたしまして、
今回はメイク系(特にパウダーファンデーション)に使われるシリコーンについてまとめていきたいと思います!
②メイク系
1. 粉体の表面処理
メイクで粉体と言えば、まず思い浮かぶのがパウダーファンデーションですかね!
このように、粉体系のメイクにも機能性を持たせるため、シリコーンは非常に重要な役割を担っています!
<撥水性の付与による持続性の向上>
これは日焼け止めのときにもお話ししましたが、シリコーンは非常に高い撥水性を持ちます!
日焼け止めと同じで、汗と皮脂によってファンデーションが流れ落ちてしまってはお肌を綺麗にカバーする役割がほぼゼロに近い状態になってしまいます…
そこで!粉体素材の表面をシリコーンで処理することによって、メイクを長時間していて皮脂が出てきてしまっても、スポーツをして汗をかいても、それらをはじくことができるようになります!
つまり、崩れにくく、ヨレにくい機能性の高いファンデーションには特にシリコーンが必要不可欠なのですね!
<粉体の分散>
パウダーファンデーションには、お肌への保湿効果やパウダーを固めて成型するために少量の油成分も配合されています。
この少量の油性分と粉体のみでは粉がダマダマになって固まってしまいます…
そこで!シリコーンで粉体の表面を処理すれば、油をもはじくようになるため、
粉同士がくっついてしまう心配がないのです!
つまり、シリコーンは均一に粉体を分散することができるのですね!
2. 良い使用感の演出
<密着性の向上>
シリコーンは構造的にポリマー状となっていましたよね!
このポリマー状の構造が時として良い役割を果たします!
ポリマー系の素材は行き過ぎるとギシギシしたり、パリッとして皮膚が覆われているようなあまり良くない使用感になりますが…
バランスを考えた配合量にすれば、皮膜感やピシッと皮膚に密着しているような安心感を与えてくれるのです!
<なめらかな感触・軽い感触など様々な使用感の付与>
シリコーンには様々なタイプの素材があります!
オイルやゲル、ワックス、パウダーなどなど…
これらを上手く使い分けることによって、
オイルタイプは軽くスッと伸びるような使用感
ワックスタイプはなめらかでクリーミーな使用感
パウダーは柔らかくサラサラとした使用感
など、シリコーンのタイプによってファンデーションの個性を変えることができます!
3. パウダーファンデーション以外でのシリコーン
<リキッドファンデーション>
ファンデーションと言えばこれ!という方も非常に多いですよね!
リキッドファンデーションには主に…
・塗布時のカバー力を出すため
・いつまでもヌルヌルしない、乾きやすさの演出
・ツヤのないマットな仕上がり
・乳化剤として
・乳化安定性の向上
などのためにシリコーンが配合されています!
<リップ>
・ツヤの付与
・塗布時のなめらかさ付与
・色落ちや色移り防止
・密着性の向上
などです!
メイク系においてもまたまたシリコーンは大活躍でしたね!
しかし、メイク系に使われるシリコーンには一つ注意点が…
それは、撥水性の良さによるメイクの落ちにくさです!
シリコーンの特徴と言えばもう何度も言っている「撥水性の良さ」
シリコーン自体はブログでお話しした通り、人体にとって、お肌にとって悪いものではありませんが…
非常に高い撥水性を持つシリコーンで表面処理をしたファンデーションなどは、
クレンジングのオイル成分や洗浄時の水まではじいてしまうので、
落ちにくなってしまうので、その状態になると注意が必要ということです。
上手く洗い流されず、毛穴などにファンデーションが残されてしまったりすると、細菌のエサとなりニキビの原因になったり、落ちにくいからと言って強い洗浄力のクレンジングを使ってゴシゴシ洗うことでお肌を傷めてしまったりするリスクがあります。
このようなリスクがあるので、シリコーンが配合されていないタイプのノンシリコンファンデーション(ミネラルファンデーション)なども出ているのですね!
自分がメイクをするシーンによって、ファンデーションは使い分けた方が良いのかな?と思ったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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