化粧品の品質管理①
皆さんこんにちは!いろはねです!
なんだか夏らしさを感じない雨模様が続いていますね…!
いつもこの時期ならクーラーの効いた部屋で涼しく過ごしているはずなのですが、
今の私はというと、Tシャツの上に長そでの上着を羽織らないと肌寒いという状況で(笑)
あの暑さが毎日続くよりは良いけど、太陽は拝みたいなという
わがままな気持ちで日々を過ごしております(笑)
気温差が激しい今日この頃なので、皆様どうか体調を崩されませんように!
さて今回は、題名にも書きました通り、化粧品の品質管理についてまとめていきたいと思います!
また、その一環で少し面白いこともしたので、それは後半に!
それでは行きましょう!
〇品質管理とは?〇
品質管理は、化粧品だけではなく、食品や家電、自動車部品、機械部品、化学製品、医薬品など様々な分野で欠かせない存在です!
品質管理の主な仕事内容は業種によって非常に様々なのですが…
一般的には製造現場での不良品などを出さないための管理を行うお仕事です!
万が一不良品が出てしまった場合にはその原因を探り、対策を練ることも品質管理のお仕事になります!
近年ではISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)の規格に沿って品質管理が行われることが増えています。
このISOが制定した規格をISO規格と呼びます!
ISO規格は国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して、「世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供できるようにしましょう」という国際的な基準なのだそうです!
ISOの基礎知識 | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)より
このことから品質管理は、安全で完璧な製品を流通させるために非常に重要な存在であるということが分かります!
〇化粧品の品質管理〇
化粧品はただ作ることだけが仕事ではありません。
ユーザーの皆様が安心して化粧品を使用することができるように、完璧で確かな品質の製品を流通させるためにも、化粧品の品質管理は絶対的存在です!
化粧品を使用して皮膚トラブルや健康被害が生じないよう、各メーカーで非常に様々な品質試験が行われています!
また、化粧品製造現場においてはGMP基準が設けられ、それに従って毎日化粧品が製造されています!
〇GMP基準とは?〇
GMPは「Good Manufacturing Practice」の略で「適正製造規範」という意味になります。
中でも「化粧品GMP」という規格が存在し、これは日本化粧品工業連合会の自主基準で、国際規格のISO22716に則っています!
そのため多くの化粧品製造業者は、自社の化粧品GMPガイドラインとして、
このISO22716を採用しています!
これを採用することにより、国外輸出などへのメリットがあります!
<化粧品GMPの適用製品>
化粧品、医薬部外品、口中清涼剤、殺菌剤、殺鼠剤、衛星用綿類が挙げられます。
<化粧品GMPの適用範囲>
生産、管理、保管、出荷で、研究開発や最終製品の物流などは適用外です。
化粧品GMPとは何か~基礎知識から取得方法まで詳しく解説~ - 株式会社OEMより
〇化粧品の品質試験〇
化粧品の品質試験は大きく二つに分けられます!
それは「安定性試験」と「品質検査」です!
これらは私たち研究開発も大きく関わる非常に重要な項目になります!
<安定性試験>
化粧品の安定性は、3年以上の品質維持をすることが薬機法において定められています!
そのため私たち研究開発も、製品が商品化される前に、3年以上の品質維持ができるかどうか、商品開発の段階で様々な試験を行っています!
ただ、3年以上も試験を行い続けるのは時間やコスト的にも厳しいため、
対象の検体を様々な悪環境に投じ、その品質状態を加速させることで3年以上の品質維持ができるかどうかを予測しています!
これを一般的に「加速試験」と呼びます!
<品質検査>
品質維持の予測をする安定性試験の一環で、その検体が安定しているかどうかを検査するのが品質検査になります!
完璧な化粧品を完成させるためには、中身に始まり、梱包資材や容器、表示印刷など外身に至るまで、あらゆる検査を行う必要があります!
安定性試験や品質検査については非常に様々な試験&検査方法があるため、それらをまとめるのは次回にしようと思います!
最初にお伝えした面白いことも次回に持ち越しますね!
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