新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

展示会へ行ってきました

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

 

先日、私は11月16日~18日まで東京ビッグサイトにて開催されていた、

「食品開発展」へ初めておじゃましてきました。

このご時世ということもあり、展示ブース全体が少し余裕のある印象でしたが、

人の出入りは想像よりも多く、各ブースの方々の熱いお話を聞くことができ、

とても良い刺激になりました。

ではなぜ化粧品関係の人間が、食品系の展示会へ行ったのでしょうか?

実は、化粧品と食品には色々とつながりがあるのです。

摂取すると身体に良いですよ!という食品や成分は、

肌にも良い効果を発揮してくれるという エビデンスデータがとってもたくさんあります。

例えばハチミツなんかはどうでしょう?

ハチミツの栄養価が高いことはほとんどの方がご存じかと思います。

ハチミツは、糖質以外にもビタミンやミネラル、アミノ酸などの非常に豊富な栄養素を含んでいますので、疲労回復や風邪予防などにも効果的とされています。

私も冬場は風邪予防のために、ハチミツレモンの飲み物を買って飲んだりします。

化粧品はというと…?

ハチミツコンセプトのアイテム、ドラックストアなどでもよく見かけますよね。

ハチミツは殺菌効果や抗炎症、保湿力が高いとされているので、スキンケア、ヘアケアメイクアイテムなどなど様々な化粧品に使用されています。

ただし、同じハチミツだとしても化粧品と食品で異なるのは、

化粧品の場合は必ず不純物を取り除き、精製された原料が使用されるということです。

他にも化粧品に使われるオイルや保湿剤、増粘剤、香料など…

様々な化粧品原料が食品と繋がりを持っています。

 

成分ではどうでしょうか?

例えば、ビタミン系なんかはわかりやすいかもしれません。

野菜や果物、肉などに含まれる栄養成分として有名なのがビタミン系ですね。

ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどなど様々なビタミンがあり、それぞれ効果効能が異なります。

これらは体内でも肌でもそれぞれ良い効果を発揮します。

肌への効果であれば、例えばビタミンCは美白!シミ予防!などなど。

しかし、ここで面白いのが同じ成分でも名前が異なるということ。

食品ではビタミン〇〇という表現ですが、化粧品の成分名は異なります。

・ビタミンA→レチノール

・ビタミンC→アルコルビン酸

・ビタミンE→トコフェロール

といった感じです。

ビタミンAは、ターンオーバーの正常化だったり、

ビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲン生成促進だったり、

ビタミンEは、抗酸化作用や細胞の柔軟化、血行促進だったり、

他にも様々な効果を肌に与えてくれるため、化粧品の効果成分として大きな存在となっています。

 

私達が日常的に必要としている、食品と化粧品。

時代の流れとともにそのニーズやスタイルも変化していっているわけで、

それに合わせた素材や原料など多種多様なものが日々開発されているのだなと思いました。

食品開発展では、原料自体を加工する粉砕機器や殺菌機器、

錠剤の表面をコーティングしてくっつきにくくする製法や原料、

加工品の質を向上してくれるような画期的な素材、

インスタ映えする色鮮やかな飲み物を作ることのできる天然色素、

天然物は安定的な供給が難しいことからバイオテクノロジーの技術によって生み出された香料、

腸内の環境を整える成分や眼精疲労に効く成分など新たな高機能成分、

後はやはりCBD関係のブースが多かったです。

CBDオイルを粉末状に加工して、チョコレートやグミなどに配合し、

気軽に摂取できるように加工しているところもあれば、

レモンやライムなどのさわやかな風味にして直接舌下からCBDの効果を吸収できるようにしたものなど、他メーカーとの差別化を図るために様々な工夫が施されていました。

体内に入る食品も、肌に触れる化粧品も、結局は人の体に関わる重要な存在で、

これらの関係性を展示会に行き、学ぶことができたいろはね研究員なのでした。

 

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