肌の感覚は意外と鈍い?④
皆さんこんにちは!いろはねです!
最近は都内で雪が降ったりと寒い毎日が続いておりますが、
私はお風呂に長く浸かって身体を芯から温めることにハマっています。
お風呂場にスマホを持っていき、好きな音楽をかけてリラックスできる時間は
最高のひと時です。
個人的に身体を温めると眠りも深くなり、朝の目覚めも快適なように感じます。
日本人のお風呂文化には感謝するしかありませんね。
それでは、本題に入りましょう。
前回はグリセリンとヒアルロン酸をそれぞれ目隠し状態にし、配合率を当てられるのか?という話題でしたね!
見事に数字が伏せられると差がわからなくなるという面白い結果となりました。
今回は、グリセリンとヒアルロン酸を組み合わせた使用感の比較結果をまとめていきたいと思います。
改めてその詳細を記載しておきましょう。
1. グリセリン
①5%
②10%
③15%
④20%
2. ヒアルロン酸
※グリセリンを5%配合に固定し、ヒアルロン酸の使用感の比較を行いました。
①0.01%
②0.05%
③0.10%
④0.20%
A. 一番軽い
1-①(グリセリン5%)+ 2-①(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.01%)
B. 一番重たい
1-④(グリセリン20%)+ 2-④(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.20%)
1-④(グリセリン20%)+ 2-①(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.01%)
1-①(グリセリン5%)+ 2-④(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.20%)
E. A~Dの結果を踏まえて最も良いバランスの配合量を予想
1-②(グリセリン10%)+ 2-②(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.05%)
先にグリセリンとヒアルロン酸それぞれの使用感を肌で実感しましたので、
組み合わせや配合量の違いによってどのような特徴が表れるのかを意識しながら比較していきました。
それでは早速、結果発表へと参りましょう。
〇結果〇
A. 一番軽い
1-①(グリセリン5%)+ 2-①(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.01%)
⇒これはほぼ水に近い使用感で、非常にサラサラとしていました。
1と2を合わせてグリセリンは10%配合されておりますので、ほんの少しそのグリセリン特有のべたつきを後から感じました。
B. 一番重たい
1-④(グリセリン20%)+ 2-④(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.20%)
⇒これは塗布時のとろみや厚みを最も強く感じました。
グリセリンのべたつき、ヒアルロン酸のツルツルと滑る感触と後肌のパキッとした膜感…両方の特徴がはっきりと出てきました。
ここで面白かったのが、グリセリン20%のみ(1-④)よりも使用感が少し軽く感じたことです。
グリセリン20%のみは塗布時、肌に引っかかるような重たさを感じたのですが、
ヒアルロン酸が0.2%プラスされたことにより、その特有のツルツル滑る感触が
グリセリンの重たさを緩和したのではないかな?感じました。
1-④(グリセリン20%)+ 2-①(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.01%)
⇒これはそのままグリセリンの特徴が大きく出すぎて、ヒアルロン酸の使用感はほとんど感じませんでした。
後肌のべたつきが強く、時間が経過してもしばらくこの感触は残っていました。
1-①(グリセリン5%)+ 2-④(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.20%)
⇒今度はヒアルロン酸の特徴が大きく出すぎて、グリセリンの保湿感をほとんど感じませんでした。
グリセリンの特徴が埋もれてしまったことで、保湿力の持続性がなく、
すぐに乾き、肌表面がパリパリになりました。
皮膚の上に一枚、非常に薄い膜が張られているような強い膜感でした。
CとDに関しては、それぞれ多く配合した方の特徴が大きく出てきてしまい、バランスは非常に悪いと感じました。
また、このように極端に配合量を設定すると、特徴やバランスが比較しやすいなと感じました。
E. A~Dの結果を踏まえて最も良いバランスの配合量を予想
1-②(グリセリン10%)+ 2-②(グリセリン5%+ヒアルロン酸0.05%)
⇒CとDの結果から、グリセリンとヒアルロン酸ともに中間の配合率にすれば、
使用感のバランスが良くなるのではないか?と思い、この組み合わせにしました。
その考えが的中したのか、非常にバランスの良い使用感となりました。
ヒアルロン酸がグリセリンの重たさをカバーし、グリセリンが後肌の程よいしっとり感を演出し、お互いのデメリットをカバーし合っているような使用感でした。
まだこの二種類しか保湿成分は配合されておりませんので、肌への伸びが不十分だったり、感触の改善点はたくさんあるのですが、今回比較したA~Eの中では最もバランスの良い使用感となりました。
ということでいよいよ、このEの配合バランスにいくつか他の保湿成分を追加し、
簡単な化粧水を作ります。
それについての結果はまた次回!
たった2種類の成分の配合比率を変えただけでもこれだけの違いが出るんですよね。
しかし、これはすでに配合量が分かった状態で比較しているからというのもあると思います。
これをまた目隠し状態で比較してみたらどうなっていたのでしょう?
時間がある時にまたやってみようと思ったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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