美容部員から化粧品開発者になって気づいたこと
皆さんこんにちは!
最近毎晩フェイスマスクでスペシャルケアをしているいろはねです!
毎日続けてもう2週間くらいが経過したのですが、
インナードライが解消されてきたのか皮脂の分泌量が減り、肌のもっちり感もアップ、
そのおかげで毛穴も少しずつ目立たなくなってきました。
やはりフェイスマスクは、うるおいチャージをするうえで効果的なんだなと改めて自分の肌で体感中です。
早くも梅雨入りが予想され、これから湿度の高い毎日が増えていきそうですが、
この毎晩フェイスマスクケアは欠かさず続けていこうと決心しました!
さて、今回は私にしか書けないかも?という内容でお送りしたいと思います。
題名の通り、美容部員だった頃の私と今の私、化粧品は何が一番重要なのか?
この認識が変わったなとふと思いまして…
しかも私と同じような経歴をお持ちの方ってほとんどいないんじゃないかな?
じゃあこの内容でブログを書いたら面白いかも!
ということで今回このような題名になりました。
一個人の意見・イメージですので、温かい心でさらっと読んでいただければ幸いです。
それでは早速参りましょう。
〇美容部員時代〇
美容部員はその化粧品メーカーの顔となる非常に重要な存在ですよね。
化粧品メーカーとお客様(ユーザー)の懸け橋になるような存在です。
今やネットで簡単に化粧品の購入ができる時代ですが、それでも美容部員の存在が必要不可欠なのは、人にしかできない、お客様の心に寄り添う接客ができるからなんですよね。
ネット上ではできない直接対面でお客様とお話をすることで、
その裏にある悩みや迷い、求めているものに気づき、ピッタリの化粧品を販売する。
とても素晴らしいお仕事だと思います。
恐縮ながら私もその一員として一時期お仕事をさせていただいておりましたが、
その時私が化粧品で最も重要だと思っていたのは「美容成分」でした。
非常に数多くの植物エキスやオイル…それらの底知れぬパワー。
それらを化粧品販売のキーポイントとして、お客様にも力説していた記憶があります。
「希少価値の高い〇〇エキスを配合し、これには高い抗酸化作用があるため美白効果やアンチエイジング効果につながります!肌のトーンアップをされたいとおっしゃられていたお客様にはぴったりだと思います!」
といったように、効果の高い美容成分を前面に出すような形でセールストークを繰り広げていました。
お客様も美容成分にはご興味がある方ばかりで、お悩み解消にピッタリだというお話をすると納得いただけることも多々ありました。
実際、市販の化粧品でもパッケージを見れば○○エキスが○○効果発揮!といった記載の仕方がよくされていますよね。
それだけ化粧品にとって美容成分は大切で、化粧品の肌効果を特徴付ける非常に重要な存在であると当時の私は思っていました。
もちろん他にも、使用感や香りなどなどお客様によって重視されるところは様々でしたけどね。
〇化粧品開発者になって〇
美容部員時代に私が化粧品で最も重要としていたのは、美容成分でしたが、
化粧品開発者になり、それだけじゃないな!ということに気づくことができました。
それは、「化学と肌の構造に基づいた美容理論」ですね。
もちろん美容成分は今でも非常に重要だと思っています。
しかし、それらがまだ配合されていないベース部分が非常に重要であるのではないかということに気づくことができたのです。
具体的にどのような部分が重要であることに気づいたのでしょうか?
今まで何度も書いてきていることなのですが…
肌の構造は非常に複雑であり、肌のうるおいを保持するために細胞間脂質が存在し、
それは脂質層と水分層がミルフィーユ状に交互に重なり合った構造をしています。
さらにそれを拡大すると、リン脂質と呼ばれる油と水両方の性質を持つ成分が規則正しく並び、構成されています。
つまり肌内部は油と水が両方存在している為、これらをバランスよくケアすることのできる化粧品が最も重要であるという認識に変化したのです。
これがいわゆる「化学と肌構造に基づいた美容理論」なのではないかと思っています。
このような美容理論に基づいた技術といえば、乳化やリポソーム技術ですね。
リポソーム技術については過去に記事を書いておりますので、ぜひご覧ください!↓
乳化は油と水の相反する成分を界面活性剤でつなぎ合わせて微細なエマルジョンにすることで、肌内部にうるおいと肌表面を油分で保護することのできるスキンケアですし、リポソームは細胞間脂質と同じような構造を持つカプセル型のナノ粒子で、
肌との相性が良く、肌内部に非常に浸透しやすい為、高い保湿効果が得られますよね。
それに美容成分を付属させることで、より高い効果が実現する、という認識に今は変わりました。
しかし、ずっと変わらないのはお客様の肌を美しくしたいという気持ちです。
このような経歴を持てて自分は幸せ者だと思い、これからも精進していきたいと思ったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください。↓
化粧品のOEM依頼等はぜひこちらへ!
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