新聞掲載!①
皆さんこんにちは!いろはねです!
早速ですが、題名気になりませんか…?
実は、私いろはねが所属する会社が少し前に「エアゾール&受託製造業新聞」という業界紙に掲載されました!
パチパチ~!
内容は主に、弊社の独自技術についてまとめられておりまして、
さすが業界紙ですよね…非常にわかりやすい内容で感動いたしました。
化粧品業界には非常に多くのメーカーが存在していて、その中で生き残るのは至難の業とも言えるでしょう。
何か強みがなければ、埋もれてしまうような厳しい業界だと私は思っています。
しかし、そんな競争率の激しい業界だからこそ、
日々様々なメーカーから革新的な技術や商品が開発されており、
非常に面白い業界だなと思います。
もちろん弊社もこの業界にはないような独自技術をいくつか持っております。
今回は、弊社の技術を簡単にご紹介していきたいと思います。
〇リポソーム技術〇
「リポソーム」という言葉は、皆さんもよくご存じかと思います。
有効成分をナノカプセルに内包し、肌の深部まで浸透させる技術です。
元々は医療の現場から生まれた浸透技術になりますね。
リポソームはレシチン(リン脂質)を用いて構成されているのですが、
実はこの成分、水にも油にも溶けにくく扱いが難しいのです。
では、どのようにしてリポソームが作られているのでしょうか?
メーカーさんによっては、「高圧ホモジナイザー」と呼ばれる、
ハイスペックで超高価な機械でかなりの圧をかけて作られていたりします。
それを原料として販売されていることが多いです。
つまり、限られたメーカーにしかリポソームは作れません。
リポソームを作れないメーカーはそれを原料として購入することで、
簡単に化粧品に配合させることができるのですね。
となると、リポソームはすでに完成されている状態ですので内包されている有効成分も決まってしまっているわけです。
もっとこんな有効成分を内包したいけどできないな…
そんなお悩みを解決してくれるのが弊社のリポソームです!
弊社では、溶けにくく扱いにくいレシチン(リン脂質)を溶かす技術を持っている為、
一からリポソームを作ることができます。
つまり、お客様が希望される成分を内包したリポソームが作れてしまうのです。
ですので「オーダーメイドリポソーム」と言わせていただいております。
またこの技術は、一からリポソームを作っておりますので、
一般的なリポソームアイテムよりも、高濃度にリポソームを配合することが可能です。
まとめますと、弊社のリポソーム技術は
①ご希望の有効成分を内包できる(※一部内包できない成分もあります)
②高濃度にリポソームを配合できる
普通のリポソームとは一味違いますのでご興味のある方はぜひお問い合わせください!(ガッツリ宣伝)
〇乳化技術〇
こちらは、石油系界面活性剤や合成ポリマーに一切頼らず、
セラミドとレシチン(リン脂質)の力で乳化を実現した技術です。
一般的な乳液は、必ず油と水を繋ぎ合わせる界面活性剤が必要不可欠です。
また、合成ポリマー(カルボマーなど)を配合することによって粘度の調整を行っている剤型が多いです。
界面活性剤は人によって刺激になってしまったり、
合成ポリマーは分子量が非常に大きい為、皮膚内に浸透していかないというデメリットがあります。
それを解決したのが弊社の乳化技術「HC-R乳化技術」です。
先程もお伝えした通り、セラミドとレシチン(リン脂質)の力で乳化を実現しています。
実はこのセラミドとレシチン、皮膚のうるおい保持に必要不可欠な存在であるのと同時に、すでに私達も持っている成分なのですね。
簡単にご説明しますと、皮膚を構成している角質細胞の間には細胞間脂質と呼ばれる脂質があります。
細胞間脂質はセラミドからなる脂質の層と水分の層が交互にミルフィーユ状に何層も重なりあうような構造になっておりまして、
これを「ラメラ構造」と呼んでいます。
引用HP:花王 | スキンケアナビ | 角層の細胞間脂質 (kao.com)
このラメラ構造に着目して開発されたのが弊社の「HC-R乳化技術」です。
つまり、元々皮膚に備わっているうるおい成分を主成分としている為、
親和性が非常に高く、高浸透な使用感を実現しています。
また、乾燥などでダメージを受け、ボロボロになったラメラ構造を補強し、
バリア機能を向上させてくれるため、時間が経ってもうるおいは逃げていきません。
そのため、敏感肌の方でも安心してご使用いただけます。
本当にスッと一瞬で浸透していき、時間が経てば経つほど肌がもっちり、しっとりとしてきて物足りなさを全く感じません!
私も一から開発に携わらせていただきましたので、最も思い入れのある大好きな技術です!
技術の話になるとつい熱くなってしまうものですね(笑)
これも多くの方々にぜひ使っていただきたい!という思いからです。
残りの技術も魅力的ですので、次回はそちらも語らせていただきます!
お楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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