生体親和性って結構大事
皆さんこんにちは!いろはねです!
先週はGWでしたね!
恐縮ながら私もブログをお休みさせていただきました。
今年は昨年のGWに比べ、色々と規制が緩和されましたので、
旅行やお出かけをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は休みボケに負けないよう、また気を引き締めて頑張りたいと思います!
さて、今回は肌を健康に保つ為には結局何が良いのか?
これについて少し語ろうと思います。
なぜこのようなテーマになったのかと言いますと、
先週美里先生がUPしてくださったブログの内容が非常に興味深かったからですね。
“ナノ粒子がアブナい!”の真実とは | コスメあら!?カルト??
こちらで一部話題に出ていた「リポソーム」、そして「生体親和性」
リポソームはその大きさだけで考えると肌への浸透は難しいですが、
リポソームが持つ「生体親和性の高さ」が高浸透を叶えているという事実。
肌が自ら受け入れてくれるからこそ、高い効果が得られるんですよね。
つまり、肌を健康に保つ上で重要なのは「生体親和性の高さ」なのではないか?
と思ったのです。
ちなみに生体親和性は、生体適合性とも言いますが、
生体に対して親和性があり、生体が拒絶反応を起こさない材料や成分のことを生体親和性(生体適合性)を有するとされているそうです。
基本私達生き物は、体内に異物などが侵入したりするとそれを排出しようと拒絶反応を起こしますよね。
代表的なのはアレルギー反応でしょうか。
しかし、生体親和性が高いものはそれが起こらず、ものによっては生体自らが吸収しようとしたりすることもあるのです。
では、肌にとって生体親和性の高い成分って何があるのでしょうか?
その答えは…
まず一つ目、肌の潤い保持に関わる「細胞間脂質」にあります。
細胞間脂質とは簡単に、角質層内において脂質と水分の層が交互に規則正しく重なり合った構造(ラメラ構造)をしていました。
主に脂質の層には「セラミド」
水分の層には「NMF(主成分アミノ酸)」
さらにこの構造を形成しているのが「リン脂質(フォスファチジルコリン)」
これらは肌が自ら生み出している成分です。
つまり、肌が拒絶反応を起こすことはないはずですし、
元々肌にある成分ですので生体親和性は高いということになります。
二つ目は、表皮の土台であり、ハリを司る真皮にもあります。
そのハリを形成している「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」も肌が自ら生み出している成分ですので、生体親和性は高いと言えるのではないでしょうか。
正直化粧品って本当に数が多いし、ケアの仕方も五万とありますよね。
それに合わせて様々な美容成分も世の中に溢れています。
展示会へ行くと特にそれを感じますね。
聞いたこともないような貴重な植物のエキス…
もうだいぶ定着してきたヒト幹細胞培養液などなど…
他にも肌機能を底上げしてくれるような魅力的な成分は非常にたくさんあります。
ここまで化粧品や美容成分の種類が豊富なのは、それだけ肌質やトラブルの数も多いということなんですよね。
それに合わせてどんどん世の中に新たなアイテムが増えていったのだと思います。
しかし、一人一人どんなに肌質が異なると言っても、肌の構造は皆一緒ですよね。
だからこそ、そこに着目したスキンケア、
つまり「生体親和性の高さ」を搭載したアイテム(代表例:リポソーム)が
安全性&効果を含めて重要なのではないかと思いました。
例えばどんなに効果の高い植物エキスがあったとしても、
一部の肌はそれを危険なものだと認識し、拒絶反応を起こしてしまうことだってありますよね。
対して、生体親和性の高いセラミドやヒアルロン酸などは元々肌が生成する成分ですから、それは起きないと思うのです。
特にセラミドは最近増えている敏感肌にも効果的と言われていますが、
これが多く配合されているスキンケアってまだ少ない気がしまして。
それはなぜなのでしょうか?
正直に申し上げますと、配合するのが難しかったり、成分自体のコストや安定性維持など様々な課題があるからです。
人気のキュレルシリーズがありますが、
こちらもきっと相当なコストと労力をかけて開発されていると思います。
私達も2年以上かけてここに着目した乳化技術を開発しましたが、
上記の課題をクリアしたものこそ、本当に肌に良いと思ってもらえるアイテムになるのではないかと思ったいろはね研究員なのでした。
今回の内容は、あくまで私の個人的な意見や考えになりますので、
これは違うのではないか?などありましたらアドバイスやコメントなどいただけると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください。↓
化粧品のOEM依頼等はぜひこちらへ!