炭酸ガスパックとは?①
皆さんこんにちは!いろはねです!
少しお久しぶりのブログ更新です…!(申し訳ございません!)
さて、早速ですが、皆さんは「炭酸ガスパック」というアイテム、ご存じですか?
また、使ったことはありますか?
炭酸ガスパックは、よく美容雑誌に取り上げられていたり、
綺麗な女優さんやモデルさん、または美容に力を入れているユーザーさん達が、
スペシャルケアとして取り入れているようなイメージです。
「パック」と聞いただけでも、効果が高そうなアイテムですが、
そこに「炭酸ガス」という言葉がつくことで、一体どのような効果があるのか?
非常に興味が湧きます。
普通の保湿パックとは何かテイストが違うな…と。
そこで!今回はこの「炭酸ガスパック」についてまとめていきたいと思います。
●炭酸ガスの効果と役割●
「炭酸ガスパック」と言うくらいですから、
この炭酸ガスが効果の鍵となってくるわけですね。
これを効率よく皮膚へ吸収させることにより、下記のような肌効果が期待できます。
①血行促進
②新陳代謝UP
④バリア機能UP
⑤コラーゲン合成活性化による、毛穴やシワ改善
などなど。
ではなぜ、炭酸ガスがここまでの効果を発揮することができるのでしょうか?
そのメカニズムを深掘りしていきましょう。
まず市場にある炭酸ガスパックは主に、
・泡で出てくるタイプ
・薬剤とジェルを混ぜて塗布し、洗い流すタイプ
・薬剤とジェルを混ぜて塗布し、それが固まってはがれるタイプ
と大きく分けて3種類あります。
発生する炭酸ガスは、重炭酸イオン、炭酸イオン、分子状二酸化炭素
に分けられるのですが、重炭酸イオンや炭酸イオンは、
炭酸ガスが空気中へ放出されてしまうため、上記のような肌効果は期待できません。
対して分子状二酸化炭素は、水に溶けた二酸化炭素のことを指します。
水に溶けた状態の分子状二酸化炭素は、空気中に放出されることなく、
浸透圧の影響で皮膚に吸収され、血管へ送り届けられます。
☆効果その①
血管へ送り届けられた炭酸ガスは、まず血管を拡張する力があります。
その為、血行促進につながるのです。
☆効果その②
血管の中には酸素の運び屋「ヘモグロビン」がたくさん通っています。
血中へ炭酸ガスが入りますと、このヘモグロビンから酸素が切り離され、
代わりに二酸化炭素がくっつきます。
この現象を「ボーア効果」と呼びます。
ボーア効果によりヘモグロビンから切り離された酸素は細胞の中へと入っていきます。
それにより細胞機能が活性化し、新陳代謝UPにつながるのです。
ちなみに、なぜ細胞の中へ酸素が入ると新陳代謝UPにつながるのかと言いますと、
細胞の中には細胞の中の発電所を呼ばれている「ミトコンドリア」が存在しています。
皆さんも理科の授業で何度か聞いたことがあると思います。
このミトコンドリアは主に、酸素を使ってエネルギーを作り、
細胞機能を働かせています。
つまり、酸素は細胞が元気になるごはんというイメージ。
ですので、細胞に豊富な酸素が入ると細胞が元気になり、細胞機能が活性化し、
新陳代謝がUPするということなのですね。
☆効果その③と④
ボーア効果によって細胞機能が活性化すると、
アミノ酸・セラミド・ヒアルロン酸などの美肌成分の産生も促進されるため、
肌のバリア機能UPにつながります。
☆効果その⑤
新陳代謝UPにより、ハリを司るコラーゲンなどの合成も活性化される為、
毛穴やシワ改善効果もあります。
ということで、炭酸ガスの効果、たくさんありましたね!
細胞の機能が衰えることで生じる老化…
細胞をいかに元気にするかが美肌の鍵ですよね。
それを叶えてくれる効果が炭酸ガスにはあるということが分かりました。
この続きはまた次回にいたします!
最後までお読みいただきありがとうございます!
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください。↓
化粧品のOEM依頼等はぜひこちらへ!