新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

新聞掲載!②

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

前回は弊社の独自技術「オーダーメイドリポソーム」と「HC-R乳化技術」について簡単にご説明させていただきました。

新聞に掲載していただいた技術は5つでしたので、今回は残りの3つについて簡単にご紹介させていただきたいと思います。

それでは早速参りましょう。

 

〇クレンジング技術〇

クレンジングと言えば、非常に様々な種類がありますよね。

オイル、クリーム、ミルク、ジェル、シートタイプ、最近はバームなど…

皆さんはどのようなタイプを普段使用していらっしゃいますか?

私はメイクの濃さや季節など、シーンによって変えたりすることもあります。

メイクを落とす工程は、肌を健やかに保つ上で非常に重要ですが、意外とどのメーカーも似たり寄ったりなのが現実です。

つまり、クレンジング難民のユーザーさんもたくさんいらっしゃるということになりますよね。

口コミで良いと聞いて、実際とっても良い!というアイテムもあれば、

イマイチだな…なんてアイテムもたくさんあったのではないでしょうか?

なのでこの業界で○○クレンジングといえばこのメーカー!と言われるのが夢ですね。

ということで弊社もクレンジングにはとても力を入れておりまして、

最近はありがたいことにお問い合わせも多く非常に嬉しい限りです。

今回新聞には2つの技術を取り上げていただきました。

<ノンオイルクレンジング>

乳化技術から発展させた特許取得の技術になります。

このクレンジングは、

①油は油で落とす「溶剤型クレンジング」

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溶剤型クレンジング メイク落ちイメージ

②親水基と疎水基を持つ界面活性剤の力を利用した「界面活性剤型クレンジング」

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界面活性剤型クレンジング メイク落ちイメージ

などの一般的なクレンジングとは異なります。

①は、メイク落ちは良いのですが、脱脂力も強く皮膚に残しておきたい必要な皮脂までも洗い流してしまう為、乾燥してしまったり肌への負担が大きいです。

設計としてはほとんどがオイルと油剤になりますので、

毛穴にそれらが詰まりやすく、ニキビもできやすいというデメリットがあります。

②は、界面活性剤がメインで配合されているため、こちらも肌への刺激や負担が大きいです。

市販クレンジングはこの油で落とすタイプか、界面活性剤で落とすタイプ、

この2パターンがベースとして一般的ですね。

では、これらのタイプはどのように差別化を図っているのかと言いますと、

香りに特徴を付けたり、高付加価値な植物オイルを使用していたり、

高機能な美容成分を配合していたり…

つまり、ベース部分の常識から外れないとクレンジングの新技術とは言えません。

そこで弊社のノンオイルクレンジングの登場というわけですね!

最初にもお伝えした通り、弊社の技術は乳化技術から発展させたものでした。

設計は、ほとんどがグリセリンなどの保湿成分(水性成分)で構成されているため、

名前の通りオイルは配合されておりません。

その保湿成分と天然由来の界面活性剤で特殊な液晶構造を作り、それがメイク(オイル)を取り込み、水で洗い流すことによってそこで乳化し、つるんと汚れが落ちる仕組みです。

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ノンオイルクレンジング メイク落ちイメージ

※メイク落ちイメージ図は弊社HPより

LC(液晶)クレンズ - エスコ株式会社|化粧品のOEM・ODM・PBの製造 (es-cosme.com)

つまり、①のように油で落としているわけでも、②のように界面活性剤の力で落としているわけでもありません。

メイクを取り込んだクレンジングが水に触れることで乳化し、エマルジョンを形成(メイクを内包)するという力を利用して、メイクを落としています。

そのため、余分に皮脂を落とさずむしろ洗い上がりはうるおいがしっかりと残っていますし、ノンオイルなのに市販クレンジングと同等のメイク落ちを叶えてくれます!

私もこれを使用した時は本当に感動しました。

今も毎日使用していますが、おかげで肌は乾燥知らずのツルツルです!

 

<クレンジングバーム>

えっ?これが独自技術?と思いますよね。

クレンジングバームならもう世の中にたくさんあるではないか!

と思った方、弊社の技術は一味違います。

一般的なクレンジングバームは、ジャー容器に入っていて、

付属のスパチュラですくって使用しますよね。

バームのあのサクッとゴリッとした感触がなんとも面白いですが、

実際お風呂場で使うとなると水が入ったりして衛生面が心配ですし、

毎回蓋を開けてスパチュラで取って、蓋閉めて…の工程が少し面倒だと感じる方もいらっしゃるのでは…?という考えから生まれたのが、弊社の抗酸化ボトルを使用したポンプ式のクレンジングバームです。

このボトルは中が真空状態になっている為、外部から水が浸入することはありませんし、最後までフレッシュな状態を維持しながら使い切ることができます。

そして、スパチュラで取る必要はなく、ワンプッシュでとろりとしたクレンジングバームが出てきます。

 

〇CBD配合化粧品〇

こちらは独自技術とは少しニュアンスが異なりますが、今世界中で注目されているCBD(カンナビジオール)を扱った化粧品アイテムにも弊社は力を入れております。

信頼のおけるCBDを採用させていただいておりまして、特許取得のマッサージバームをはじめ、美容オイル、クリーム、乳液など様々な剤型にチャレンジしております!

 

以上、ここまで長々とほとんど弊社の宣伝になってしまいましたが、

他にも面白い独自技術を持っておりますので、

下記URLから弊社HPもぜひチェックしてみてほしいです!

もしかしたら、こんなものを作ってほしかった…!

などご期待に副える技術が見つかるかもしれません。

それでは今回はこの辺にして、次回もまたよろしくお願いいたします!

 

最後までお読みいただきありがとうございます! 

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新聞掲載!①

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

早速ですが、題名気になりませんか…?

実は、私いろはねが所属する会社が少し前に「エアゾール&受託製造業新聞」という業界紙に掲載されました!

パチパチ~!

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実際の新聞

内容は主に、弊社の独自技術についてまとめられておりまして、

さすが業界紙ですよね…非常にわかりやすい内容で感動いたしました。

化粧品業界には非常に多くのメーカーが存在していて、その中で生き残るのは至難の業とも言えるでしょう。

何か強みがなければ、埋もれてしまうような厳しい業界だと私は思っています。

しかし、そんな競争率の激しい業界だからこそ、

日々様々なメーカーから革新的な技術や商品が開発されており、

非常に面白い業界だなと思います。

もちろん弊社もこの業界にはないような独自技術をいくつか持っております。

今回は、弊社の技術を簡単にご紹介していきたいと思います。

 

〇リポソーム技術〇

「リポソーム」という言葉は、皆さんもよくご存じかと思います。

有効成分をナノカプセルに内包し、肌の深部まで浸透させる技術です。

元々は医療の現場から生まれた浸透技術になりますね。

リポソームはレシチン(リン脂質)を用いて構成されているのですが、

実はこの成分、水にも油にも溶けにくく扱いが難しいのです。

では、どのようにしてリポソームが作られているのでしょうか?

メーカーさんによっては、「高圧ホモジナイザー」と呼ばれる、

ハイスペックで超高価な機械でかなりの圧をかけて作られていたりします。

それを原料として販売されていることが多いです。

つまり、限られたメーカーにしかリポソームは作れません。

リポソームを作れないメーカーはそれを原料として購入することで、

簡単に化粧品に配合させることができるのですね。

となると、リポソームはすでに完成されている状態ですので内包されている有効成分も決まってしまっているわけです。

もっとこんな有効成分を内包したいけどできないな…

そんなお悩みを解決してくれるのが弊社のリポソームです!

弊社では、溶けにくく扱いにくいレシチン(リン脂質)を溶かす技術を持っている為、

一からリポソームを作ることができます。

つまり、お客様が希望される成分を内包したリポソームが作れてしまうのです。

ですので「オーダーメイドリポソーム」と言わせていただいております。

またこの技術は、一からリポソームを作っておりますので、

一般的なリポソームアイテムよりも、高濃度にリポソームを配合することが可能です。

まとめますと、弊社のリポソーム技術は

①ご希望の有効成分を内包できる(※一部内包できない成分もあります)

②高濃度にリポソームを配合できる

普通のリポソームとは一味違いますのでご興味のある方はぜひお問い合わせください!(ガッツリ宣伝)

 

〇乳化技術〇

こちらは、石油系界面活性剤や合成ポリマーに一切頼らず、

セラミドレシチン(リン脂質)の力で乳化を実現した技術です。

一般的な乳液は、必ず油と水を繋ぎ合わせる界面活性剤が必要不可欠です。

また、合成ポリマー(カルボマーなど)を配合することによって粘度の調整を行っている剤型が多いです。

界面活性剤は人によって刺激になってしまったり、

合成ポリマーは分子量が非常に大きい為、皮膚内に浸透していかないというデメリットがあります。

それを解決したのが弊社の乳化技術「HC-R乳化技術」です。

先程もお伝えした通り、セラミドレシチン(リン脂質)の力で乳化を実現しています。

実はこのセラミドレシチン、皮膚のうるおい保持に必要不可欠な存在であるのと同時に、すでに私達も持っている成分なのですね。

簡単にご説明しますと、皮膚を構成している角質細胞の間には細胞間脂質と呼ばれる脂質があります。

細胞間脂質はセラミドからなる脂質の層と水分の層が交互にミルフィーユ状に何層も重なりあうような構造になっておりまして、

これを「ラメラ構造」と呼んでいます。

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細胞間脂質のイメージ図

引用HP:花王 | スキンケアナビ | 角層の細胞間脂質 (kao.com)

このラメラ構造に着目して開発されたのが弊社の「HC-R乳化技術」です。

つまり、元々皮膚に備わっているうるおい成分を主成分としている為、

親和性が非常に高く、高浸透な使用感を実現しています。

また、乾燥などでダメージを受け、ボロボロになったラメラ構造を補強し、

バリア機能を向上させてくれるため、時間が経ってもうるおいは逃げていきません。

そのため、敏感肌の方でも安心してご使用いただけます。

本当にスッと一瞬で浸透していき、時間が経てば経つほど肌がもっちり、しっとりとしてきて物足りなさを全く感じません!

私も一から開発に携わらせていただきましたので、最も思い入れのある大好きな技術です!

 

技術の話になるとつい熱くなってしまうものですね(笑)

これも多くの方々にぜひ使っていただきたい!という思いからです。

残りの技術も魅力的ですので、次回はそちらも語らせていただきます!

お楽しみに!

 

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頭皮に優しいヘアシャンプーの設計②

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

頭皮に優しいヘアシャンプーの設計、第2弾ですね!

前回は、洗浄剤の種類や特徴についてまとめさせていただきました。

sawayaka0302.hatenablog.com

頭皮と肌って同じ皮膚でも構造が異なるので、スキンケアメインでお仕事をさせていただいている私からしたら、まだまだヘアケア界隈は未知なる世界です…

そんな私はこの間、ヘアシャンプーを試作する機会がありまして、

その処方設計をする上で、

成分一つ一つに大きな意味があることを知り、ヘアケア部門は想像以上に奥深い…!と感じました。

さて、今回はそんな「頭皮に優しい」ヘアシャンプーの処方設計において、

意識されている基本的なポイントをお話していきたいと思います。

 

〇処方設計のポイント〇

化粧品の設計はイメージから!

ということで、まずは図にしてから細かいお話に入ろうと思います。

頭皮に優しいヘアシャンプーの設計図はこんな感じです。

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頭皮に優しいヘアシャンプーの設計図

アミノ酸系洗浄成分

ここの設計がヘアシャンプーの特徴を形作ります。(特に泡立ち)

もこもこと泡立つのが良いのか、きめ細かい濃密な泡が良いのか、

高い保湿力が欲しい…など、どのような特徴を出すかによって配合する洗浄成分が決められています。

その為使用するのは1種類だけではなく、2~3種類ほどブレンドして配合されているヘアシャンプーが多いのではないかと思います。

それは洗浄成分ごとに泡立ちや洗浄力、保湿力などの特徴が異なるからなんですね。

例えば、以下の条件でヘアシャンプーを作るとしたら…

・洗浄力が高く、泡立ちが良いもの

・保湿力も欲しい

一つ目の条件には、アミノ酸系洗浄成分の中で最も泡立ちが良く、

洗浄力もやや強いアラニン系をベースにし、

二つ目の保湿力においてはグルタミン酸系を選択してあげるとクリアできますね。

このように、条件を設定してそれに合った洗浄成分を選んで配合比率を考えていきます。

 

両性界面活性剤

両性界面活性剤は、カチオン性(プラス)とアニオン性(マイナス)どちらの性質も持つ界面活性剤のことを指します。

アニオン性界面活性剤と併用することによって気泡力が強まり、

きめ細かいクリーミーな泡質を演出できるため、ヘアシャンプーやボディソープ、

洗顔などによく配合されています。

また、アニオン性界面活性剤はその洗浄力の高さから皮膚への刺激性が高いと言われているのですが、この両性界面活性剤を配合することによってその刺激を緩和することができます。

実は、①で挙げたアミノ酸系洗浄成分も洗浄力がありますので、アニオン性です。

もちろんラウリル硫酸系に比べますと、構造的に油分を掴む力が穏やかですし、

保湿成分を残しながら優しく洗い上げてくれる為、大きな刺激があるわけではありませんが…

どうしてもアニオン性ということで、これだけでは髪の毛がキシキシしてしまったり、パサパサになってしまうこともあります。

その欠点を補う為に両性界面活性剤を少し配合し、

刺激の緩和かつ、ある程度のトリートメント効果を期待しているのですね。

 

非イオン(ノニオン)界面活性剤

☆気泡力の補助

最も泡立ちが良いとされているアラニン系でも、ラウリル硫酸系などの有名なアニオン性界面活性剤に比べると洗浄力や泡立ちは劣ります。

頭皮に優しいという意味では非常に優秀なのですが、どうしてもアミノ酸系洗浄成分は、全体的にわしゃわしゃとした粗めの泡立ちになってしまうのが欠点です。

そこを補うために、②の両性界面活性剤も配合しているのですが、こちらも頭皮に優しい代わりに洗浄力や泡立ちがそこまで強くはありません。

そのため、①と②を補強するための気包剤が改めて必要ということですね。

ノニオン界面活性剤はイオンを持ちませんので、汚れを落とす効果はありませんが、

起泡性や増泡性に優れている為、①や②の泡立ちの補助剤として配合します。

 

☆洗浄力の補助

ノニオン界面活性剤は気泡力だけではなく、洗浄力の補助としても活躍します。

洗浄力の高さって皆さんは何で判断しますか?

おそらくほとんどの方が泡立ちの高さで判断するのではないかなと思います。

濃密な泡が立てられれば汚れが落ちるというイメージが強いですよね。

しかし、もう一つ汚れを落とすという意味では、油を浮かして絡め取る「乳化」がありました。

シャンプーによっては乳化力の高いノニオン界面活性剤を味付けに配合したりすることによって、泡立ち以外の洗浄力の補強をし、

洗い上がりのさっぱり感を演出しているものもあります。

 

陽イオン(カチオン)界面活性剤

☆トリートメント効果の付与

これの配合比率としては微量です。

ここまでお話してきたベースは、アニオンがメインになっている為、そこへプラスのイオンを持つ界面活性剤を配合することによって、毛髪にそれが吸着するのを狙っています。

 

☆コアソルベート技術

アニオンとカチオンの反発し合う成分を配合すると、本来は泡も立たなくなりますし、洗浄力も落ちてしまうのですが、アニオンに対してほんの少しカチオンを入れてあげることによって、それらが結合し、水に溶けない不溶性のトリートメント成分が生成されます。

それがコアソルベートです。

これがあれば、指通りを良くする有名なシリコーンを配合しなくてもトリートメント効果が得られる為、よく聞くノンシリコンシャンプーにはこの技術が使われています。

 

頭皮に優しいヘアシャンプーの設計ポイントは以上になります!

これらの配合比率やどのような界面活性剤を使用するかによって、ヘアシャンプーに特徴がつけられているのですね。

残りは、美容成分や香料などが微量に添加されるくらいですかね。

ヘアシャンプーは、それぞれの成分の利点を生かし、欠点は補い合うような、

精巧な設計になっていたのだなと知り、感動したいろはね研究員なのでした。

 

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頭皮に優しいヘアシャンプーの設計①

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

前回ははかりのお話をさせていただきましたが、いかがでしたか?

個人的には家庭用と実験用のはかりの違いをはっきりさせることができましたし、

前回の記事を読まれた皆さんも、化粧品開発の現場が少しイメージしやすくなりましたでしょうか?

これからも裏側の面白そうな話題があれば取り上げていきたいと思います。

逆にこんな事知りたいな!などあればネタを募集したいくらいです。

・・・甘えてはいけませんね(汗)

それでは気を取り直して、本題へと入りましょう! 

 

今回のお題は「頭皮に優しいヘアシャンプー」です。

具体的にどういうことかと言いますと、

うるおいを保持しながら頭皮を洗浄してくれるヘアシャンプーのことと考えていただければOKです。

様々な肌質の方がいらっしゃるように、頭皮の状態も人それぞれ。

皮脂でべたつきやすかったり、

逆に乾燥しやすかったり、ひどい時はかゆみやフケが出てしまったり…

頭皮が敏感な方もいらっしゃるということですよね。

そんな方々向けに開発された頭皮に優しいヘアシャンプー。

これについて今回はまとめていきたいと思います。

内容としては、

①どんな洗浄剤が頭皮に優しいの

②一体どのようなイメージ&メカニズムで開発されているの?

大きく2つに分けてお話していきたいと思います。

 

〇どんな洗浄剤が頭皮に優しいの?〇

ヘアシャンプーのベースとなる洗浄剤。

これにも様々な種類があります。

中でも頭皮に優しいと言われているのがアミノ酸系洗浄成分です。

敏感肌用などのアイテムにはこの手の洗浄剤が使用されています。

主にヘアシャンプーで使用される洗浄剤は、アニオン(陰イオン)界面活性剤でして、

中でもよく見るのは「ラウリル硫酸ナトリウム」ですかね。

ドラックストアで販売されているお財布に優しいヘアシャンプーのほとんどに

この成分が配合されていると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

アニオン(陰イオン)界面活性剤は、非常に泡立ちが良く、高い洗浄力を持ち、

皮脂もしっかりと取り除いてくれる為、よく配合されているのです。

洗い上がりもスッキリ、サッパリが特徴的です。

汗や皮脂が出やすい体質の方や夏場などにはぴったりな成分かもしれません。

しかし、先程もお伝えした通り頭皮が乾燥しやすい敏感な方もいらっしゃいます。

そういう方がこの洗浄剤配合のヘアシャンプーを使用し続けると、

うるおい保持に必要な皮脂までもが洗い流されてしまう為、

頭皮のバリア機能が低下し、より乾燥してしまったり、かゆみや炎症を引き起こしてしまうケースがあるのです。

つまり、そういう方にはうるおい保持をしながら汚れを落としてくれる成分が必要になります。

それがアミノ酸系洗浄成分なのです。

ではなぜ、この成分が頭皮に優しいと言われているのでしょうか?

アミノ酸は、私達の皮膚や髪の毛の主成分となるタンパク質を構成している成分です。

また、構造的に油分を掴む力が穏やかであるため、頭皮に必要な保湿成分も洗い流してしまう心配はありません。

しかもアミノ酸自体が保湿効果を持つものもあるため、総じて頭皮に優しいということになります。

 

アミノ酸系洗浄成分にはどんなものがある?>

過去にもこのような内容でまとめたような記憶があるのですが、

再度改めて復習したいと思います!

上記で頭皮に優しい=保湿成分は残してくれる洗浄成分

としてアミノ酸系洗浄成分を挙げましたが、種類が様々です。

グルタミン酸

昆布やチーズなどに多く含まれるアミノ酸グルタミン酸」タイプの洗浄成分です。

高い保湿効果を持ち、しっとりとした洗い上がりが特徴です。

その反面、泡立ちや洗浄力は非常にマイルドです。

代表格:ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸TEAなどなど

 

・アラニン系

豚肉や海苔、ホタテなどに多く含まれるアミノ酸「アラニン」タイプの洗浄成分です。

アミノ酸系洗浄成分の中で最も泡立ちが良いのが特徴です。

洗浄力もやや強いです。

代表格:ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA、ラウロイルメチルアラニンNaなどなど

 

グリシン

エビやカニ、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類に多く含まれ、菌を抑える静菌作用があると言われているアミノ酸グリシン」タイプの洗浄成分です。

こちらもアミノ酸系洗浄成分の中では比較的泡立ちが良いのが特徴です。

ややきしみが強くなりがちな傾向があり、石けんの使用感に近い特徴も持ちます。

そのため、メインとしてではなく他の洗浄成分と併用して使用されていることが多いです。

代表格:ココイルグリシンNa、ココイルグリシンTEAなどなど

 

タウリン

イカやタコ、貝類などの魚介類に多く含まれ、血液中のコレステロール中性脂肪を減らしたり、血圧を正しく保つアミノ酸タウリン」タイプの洗浄成分です。

きめ細かい泡立ちが特徴で、泡切れが良く、さっぱりとした使用感が得られます。

その反面、グルタミン酸系のような高い保湿効果はないため、

こちらもメインとしてではなく他の洗浄成分と併用して使用されていることが多いです。

代表格:ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルタウリンタウリンNaなどなど

引用HP:アミノ酸シャンプー・アミノ酸洗浄成分の種類と特徴 (t-tree.net)

他にもサルコシン系やアスパラギン酸系などもありますが、よく見るアミノ酸系洗浄成分は上記の通りですかね。

これらをベースとして、頭皮に優しいヘアシャンプーの開発がされています。

それぞれの特徴を活かしながら、緻密に配合バランスが考えられています。

その細かいお話は次回にしたいと思います。

 

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はかりのお話

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

もうあっという間に8月が終わろうとしていますね…!

何となくですが秋のさっぱりとした匂いや風を感じるようになってきました。

真夏のジリジリとした暑さは苦手でしたが、それが過ぎ去ってしまうとなんだか少し寂しいような…なんとも不思議な気持ちになりますね(笑)

 

それでは本題に入りましょう。

今回は「はかり」をテーマにお話ししていきたいと思います。

はかりと言えば、私生活では郵便物の重さをはかったり、料理やお菓子作りなど様々なシーンで使用していますよね。

そしてもちろん私達研究者にとっては、試薬や原料の重さをはかるのに必要不可欠なアイテムです。

今回なぜこの話題にしたのかと言いますと、

化粧品を話題に出す時ってほとんどが成分のお話だったり化学のメカニズムなどが多い気がします。

私も今までそのようなお話が多かったのですが、

初心に帰ってみると私達研究者が当たり前に使用している「はかり」のことって意外と知らない方が多いのではないだろうか?

私たちが普段お仕事をしている現場の裏話とかしたら面白そう!

ということに気がつき、この話題になったということですね。

(ブログのネタ探しに困っていたので、師匠にアドバイスをいただいたというのはここだけの話…笑)

ということで!

そんな私達研究者の相棒とも言える「はかり」について、早速まとめていきたいと思います。

 

〇化粧品技術者がよく使用しているはかりは?〇

まず、実験に使用するはかりのことを「電子天秤」と呼んでいます。

 

実験や研究レベルになりますと、原料の配合比率や試薬の濃度など精密に調整する必要があります。

実験のスタートははかりこみから。

何事もスタートが肝心です。

少しでもその数値にブレがあれば、実験結果に大きく響いてしまうことがあるため、

高精度なものを使用しなければなりません。

その高精度なはかりが「電子天秤」なのです。

私がよく使用しているのは、大きく分けて2種類です。

①0.01gから計量できる電子天秤

f:id:sawayaka0302:20210821085854p:plain

0.01gから計量可能な電子天秤

写真:分銅内蔵型汎用天びん GXシリーズ | 計量 | 商品・サービス | 株式会社エー・アンド・デイ (aandd.co.jp)

②0.01mgから計量できる電子天秤

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0.01mgから計量可能な電子天秤

写真:分析天びん AUW-Dシリーズ|島津製作所の天びん(天秤)・はかり : 株式会社島津製作所 (shimadzu.co.jp)

これらを使い分けています。

 

〇どのように使い分けているの?〇

「化粧品は混ぜ物」とよく言うように、液体から個体、粉体まで様々な原料を掛け合わせて化粧品は作られています。

それらの配合量も処方によって細かく割り振られています。

特に、植物エキスや香料などは非常に微量でも効果を発揮してくれるため、

配合量は0.00〇%~0.0〇%とかなり少なく設定することもあります。

その際に②のような電子天秤を使用します。

ここまで軽いものをはかるとなると、ほんの少しの振動や刺激で数値が動いてしまうため、精密に計量できるように写真のような風よけの装置も付いています。

このレベルの計量、意外と難しく、あとちょっと足りない…多すぎた…

と繰り返してやっと計量できた…なんてことがよくあります(笑)

それ以外のベースとなるような成分は全て①の電子天秤で計量するような形ですね。

 

 

〇家庭用と実験用の違い〇

電子天秤のお話をしてきましたが、実際家庭用とは何が異なるのでしょうか?

ちなみに家庭用のはかりと言えばこのようなイメージですよね。

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家庭用のはかり

写真:家庭用デジタルホームスケール UH-3305 | 計量 | 商品・サービス | 株式会社エー・アンド・デイ (aandd.co.jp)

一般的な家庭用のはかりは、最低でも0.1gから計量できるものがほとんどで、それより精度の高いものはほとんどないのではないかなと思います。

後は、電源ボタンと、風袋を引けるボタンが付いているくらい。

もちろん家庭用であれば十分の機能です。

ここで実験用と家庭用の写真を比較しますと、電子天秤の方は何やらボタンがたくさんついていますよね?

そうなんです。電子天秤には電源ボタンと風袋を引くボタンに加え、

・MODEボタン

gだけではなく%や宝石類を計量する時のカラットまで様々な単位に切り替えられるボタン

・CALボタン

キャリブレーションと呼ばれる、電子天秤の感度調整を行うボタン

・PRINTボタン

プリンターに計量値データを印刷することのできるボタン

製造現場などでは、製造時の計量データを記録しておく必要がある為、よく使用しています。

などのボタンもついています。

実際のところ、この中ですとMODEボタンはあまり使っていません。

%は計算できますし、カラットは必要ありませんからね(笑)

重さをはかるという意味では同じでも、活躍の場が違えばこんなにスペックが異なるのですね!

 

はかりと言えば少し余談になりますが、私が小学生くらいの頃、

地元のお肉屋さんなどで受け皿にお肉を乗せると針が動いて〇gとわかる「ばね式はかり」もよく見かけました。

しかし、最近はほとんど電子タイプのものになってきていますよね。

はかりについて色々と調べていたら画像が出てきたので、少し懐かしい気持ちになりました。

さらにもっと昔は天秤で重さをはかっていたんですよね。

はかりだけでも多くの歴史が語れてしまいそうだなと思ったいろはね研究員なのでした。

 

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アトピー性皮膚炎にはセラミドが有効?②

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

皆さんお盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?

私もブログをお休みさせていただき、外出はあまりできませんでしたが、

その分ゆっくりとしたお盆休みを過ごすことができました。

長期休みでボケた頭の体操にどうかお付き合いくださいませ…(笑)

 

では早速前回の続きと参りましょう。

前回はアトピー性皮膚炎患者が近年増えていることや、

大人になってから発症してしまうケースなどを取り上げました。

今回は本題となる、セラミドはなぜアトピー性皮膚炎に有効なのか?

これについて、2つのポイントに絞ってまとめていきたいと思います。

 

アトピー性皮膚炎発症のメカニズム

まずはなぜアトピー性皮膚炎を発症してしまうのか、

そのメカニズムを"肌構造と絡めながら"見ていきたいと思います。

前回アトピー性皮膚炎の発症は、食生活やライフスタイルの変化、

室内アレルゲンの増加など様々な要因からなるとまとめました。

アトピー性皮膚炎はこれらに影響され、肌が本来持っているバリア機能が低下してしまうことで発症してしまうのですね。

バリア機能が低下してしまうことで肌状態は一体どのようになってしまうのでしょうか?

簡単に皮膚の構造をおさらいしながら紐解いていきましょう。

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皮膚断面図 illusACより 

(皮膚構造のイラストはさすがに自作することができませんでしたので、

プロの方の画像を拝借いたしました…)

イラストをご覧いただきますと、皮膚は外側から表皮、真皮と構成されていますね。

そして、表皮の最も外側にあるのが角層であり、ここが皮膚のバリア機能を担っていると言われています。

バリア機能というのは、うるおいを保ち、乾燥やほこり、菌などの外部刺激から肌を守るために備わっている機能のことを指します。

角層をより細かく見ていきますと、角質細胞が何層にも構成されていて、

その隙間を埋めるように細胞間脂質が存在しています。

さらにこの細胞間脂質は、脂質層と水分子の層がミルフィーユ状に規則正しく重なっていて、この中の脂質層にセラミドが存在しています。

つまり、セラミドの存在は肌のバリア機能を保つ上で非常に重要ということがわかりますよね。

充分にセラミドで満たされた正常な角層であれば、バリア機能がきちんと働き、

外部刺激に影響されない丈夫で健康な肌状態を保つことができます。

しかしアトピー性皮膚炎の場合は、上記で挙げた要因によってセラミドが不足し、

角層内が隙間だらけの状態になってしまうのです。

そうなるとバリア機能が低下し、うるおいは逃げ、外部から様々な刺激が侵入しやすくなります。

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健康な皮膚とアトピー性皮膚炎の違い

 引用:アトピー性皮膚炎の症状・原因|くすりと健康の情報局 (daiichisankyo-hc.co.jp)

様々な刺激が皮膚内へ侵入してくると、それを追い出そうと免疫細胞が働き、

ヒスタミンという物質を出して炎症が起きるのだそうです。

その炎症によって激しいかゆみが生じ、皮膚を搔きむしってしまうことでさらにバリア機能が低下し、また外部刺激に影響されて…と悪循環に陥ります。

これがアトピー性皮膚炎の正体です。

また、この症状は敏感肌も紙一重で、乾燥しやすく赤みがでたり、

ひどいときはヒリヒリしたり皮むけしたり…

そんな場合も角層内のセラミドが不足し、バリア機能が低下しているからこそ起こる症状なのですね。。。

ここまでまとめますと、より一層セラミドの存在がいかにアトピー性皮膚炎に効果的かということが理解できます。

 

 

セラミドの性質

①でセラミドは角層の細胞間脂質に存在しているとお話しました。

細胞間脂質は脂質層と水分子の層が規則正しくミルフィーユ状になっているとのことでしたが…

これよく考えると不思議じゃありませんか?

例えばコップに油と水を入れて混ぜたら、次第に上が油、下が水という風に分かれますが、交互に層になることは絶対にあり得ませんよね。

しかし、角層内ではそれが実現している…一体なぜなのでしょうか!

この謎にセラミドの性質が大きく関わっています。

セラミドは油の一種なのですが、その化学構造が実に特徴的で、

油と馴染みやすい疎水基と水と馴染みやすい親水基の両方を持っているのですね。

つまり、セラミドが脂質層と水分子の層のつなぎ目として働くことで、

ミルフィーユ状の連続層を構成することができているのです。

セラミドが不足してしまうとそのつなぎ目がなくなってしまうわけですから、

みっちりうるおいが保たれていた角層内のバランスが崩れ、隙間だらけのデリケートな状態に陥ってしまうというわけなのです。

セラミドは「スフィンゴ糖脂質」とも呼ばれ、イラストのように規則的に並び、

脂質層と水分子の層をつなぎとめてくれています。

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 引用:花王 | スキンケアナビ | 角層の細胞間脂質 (kao.com)

 

以上2点のポイントを挙げましたがいかがでしたでしょうか?

アトピー性皮膚炎や敏感肌にはセラミド保湿のケアが必要不可欠ということがこれで分かりましたね。

少しでも肌の調子が悪いときはセラミドで保湿!と心がけていただくと良いのかもしれません。

そういう意味で私はセラミドを大々的にオススメしたいところですが、

実はセラミド、非常に高価で非常に溶けにくく扱いにくい成分なのですね。

そのため、高配合が難しくなかなかの強者です…

もちろん高配合を実現している素晴らしいメーカーさんもありますが、

まだまだ難しいのが現状です。

セラミドの効果をフルに活かすことができ、尚且つ高配合するためには、

高度な技術が必要ということになります。

弊社ではそんな課題をクリアした、一押しの技術もありますので、

気になる方はぜひお問い合わせください!(ちゃっかり宣伝)

セラミドケアをして、一緒に美肌を目指しましょう!

 

参考HP

セラミド | 成分情報 | わかさの秘密 (wakasa.jp)

肌の必須成分「セラミド」とは (kao.co.jp)

 

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アトピー性皮膚炎にはセラミドが有効?①

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

最近休日はリフレッシュを!と思い暑いながらも少しお出かけをしていたのですが…

汗をダラダラとかいてしまい、背中に少し汗疹ができてしまいました(汗)

汗疹って痒くてたまらないですよね。

私はアトピー持ちではないのですが、肌はそんなに強い方ではないです。

ですので汗をたくさんかいたり、その上から制汗スプレーや汗拭きシートなどを使うと湿疹ができたり痒くなってしまうことがたまにあります…

夏場は紫外線以外にもたくさんの肌トラブルに見舞われるので、

気が抜けない毎日ですよね。

今回はそんな肌トラブルに関する内容でお送りしていきたいと思います。

 

皆さんは化粧品にセラミド高配合!と書かれていたらどのような印象を持つでしょうか?

肌に優しそう!保湿力高そう!などのプラスなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

実際セラミドについてインターネットで調べてみても、保湿力が高く、肌のバリア機能を向上させる成分などなど多くの情報で溢れていますよね。

そしてアトピー性皮膚炎にも効果的」と書かれていたりもします。

セラミド一つで大きな肌トラブルにまでアプローチできるなんて…!

と感動したいろはねは、このアトピー性皮膚炎についても調べてみたのですが、実は近年それが増加傾向にあるそうなのですね。

厚生労働省の発表しているデータによりますと、1996年に約36万人とされていた患者数はこの20年くらいで約9万人近く増加し、2017年には約45万人となったそうです。

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アトピー性皮膚炎患者の推移

アトピー性皮膚炎が年々増加中?アトピー性皮膚炎の原因とは | メディカルノート (medicalnote.jp)より

これを年齢別で見ますと…

乳児期:10~13%

学童期:10%

20代:9%

30代:8%

40代:4%

50~60代:2%

という統計があります。

アトピー性皮膚炎 - 診療内容のご案内 - 日本橋内科・アレルギー科クリニック (nihonbashi-allergy.jp)より

つまり、乳児期~学童期の比較的幼いころにアトピー性皮膚炎を発症することが多い傾向にあるということですね。

しかし、近年は大人になっても治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎にかかる人が増えているそうなのです。

幼いうちは、皮膚や体の防御機能が未熟である為、

発症しやすいということなのですが…

大人に関しては、

・様々なものに含まれる化学物質や食品添加物

・食生活の変化(たんぱく質摂取量の増加)

・ライフスタイルの変化(学校や仕事など日常生活での精神的ストレスなど)

・大気汚染、紫外線

・室内アレルゲンの増加(ダニやハウスダスト

など外界の刺激がかなり影響しているそうです。

この中で確かに…!と私が思ったのは、食生活の変化でしょうか。

昔は米や魚、野菜などが中心だった私達日本人の食事も、

最近はジャンクフードなどパンやチーズ、肉類が中心となった高カロリーかつ高塩分な食事が増えていますよね。

パン作りに必要な小麦はたんぱく質が主成分ですし、チーズもそうですよね。

たんぱく質は、私達に必要な栄養素ですがアレルギーを引き起こしやすいとも言われているので納得です。

この手のものは美味しいので私もついつい食べてしまうことがあるのですが…ほどほどにしなければなりませんね。

 

このように、患者数が増えているからこそ、それを改善するスキンケアが必要ということですね!

そこでセラミドの登場です。

しかし、実際どのようなメカニズムでセラミドアトピー性皮膚炎に効果的なのでしょうか?

それには

アトピー性皮膚炎発症のメカニズム

セラミドの性質

この2点を知ることができれば、これらの関係性が見えてくると思います。

これについては次回にしようと思います。

今回は化粧品とは少し離れた内容となってしまいましたが、こんなにもアトピー性皮膚炎に苦しんでいる患者さんがいらっしゃる現状を知ることができました。

そして、時代と共に私達の肌状態の傾向も変わってきていて、それに合わせたスキンケア開発が必要なのだなと感じたいろはね研究員なのでした。

 

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