肌の感覚は意外と鈍い?③
皆さんこんにちは!いろはねです!
さて、リンゴを毎日食べ続けて1週間以上が経過しました。
一番効果を感じているのは、お通じが抜群に良くなったことです。
リンゴは食物繊維を豊富に含んでいるそうなので、そのおかげかもしれませんね。
やっぱり旬の食べ物をいただくのは気分にも身体にも良いですね。
リンゴはまだたくさん残っているので、今後も継続して身体がどのように変化していくのかが楽しみです。
それでは本題に入りましょう。
比較を行った結果をまとめさせていただきました。
今回は、それぞれの配合量を目隠し状態にし、クイズ形式にして比較を行った結果
をまとめていきたいと思います。
果たして肌の感覚ではどのくらい察知することができたのでしょうか?
〇結果〇
いやー…率直に言いますと全然当てることができませんでした!
本当に驚いたのですが…
目隠し状態にすると一気に違いがわからなくなるのですよ。
これは5%だな…いやこっちかも…と何度も塗布して比較すると、
どんどんはてなマークが増えていき、余計にわからなくなるという始末(笑)
数字の先入観ってすさまじいパワーを持っているのだなと同時に、
これほどまでに人の感覚って曖昧なのだなということを思い知らされました。
そして、もう一つ重要なのは、その評価方法です。
評価する場所も重要ですね。これ、どこだと思いますか?
皆さんは、よく化粧品コーナーに行ってテスターを試すとき、だいたい手の甲に付けることが多いでしょうか?
じゃあ、そうすると手の甲…?という回答になりますが、実は違うのです。
正解は、腕の内側です。
使用感の評価をするときは必ず腕の内側に塗布するようにと教わりました。
手の甲ではテクスチャーの重い、軽いはある程度わかるかもしれませんが、
塗布面積が小さいですし、何よりその浸透性や厚み、継時でどのような肌変化が起きるのかまでは評価しにくいのです。
腕の内側であれば、面積がありますし、スッと広く伸ばして塗布することによって、
重さや軽さはもちろん、手の甲では評価しにくかった浸透性や厚み、継時変化までも比較しやすくなります。
ヒアルロン酸は、塗布時のツルツル、キシキシ感と後肌の膜感。
という風に評価方法は少し変わってきます。
しかし、どちらも広い面に塗布しなければわからない領域ですよね。
本当に手の甲と腕の内側とでは同じ化粧品を塗布しているのに使用感が変わるのです…!
恥ずかしながら、美容部員をしていた私でもこの評価方法は知りませんでしたので、
この違いに感動しました。
皆さんもお買い物の時テスターを触る機会があれば、腕の内側で比較するとよりわかりやすくなるかもしれません!
では、評価方法も分かったところでもう一度、実験に使用したグリセリンとヒアルロン酸の配合率を見ていきましょう。
<グリセリン>
①5% ②10% ③15% ④20%
①0.01% ②0.05% ③0.10% ④0.20%
グリセリンはかろうじて④の20%を当てることができました。
後はほとんど当てずっぽう…という感じで本当に違いがわかりませんでした。
実際の現場で保湿効果を高めたい!となった時はせいぜい、グリセリンは2%程度、
ヒアルロン酸は0.01%程度プラスしていくと教わりました。
ところで、今回実験に使用したグリセリンは5%間隔で配合率を変えています。
ヒアルロン酸に至っては①と③で10倍も配合率が違いますよね。
ここまで差があるのに、判別することができなかった!
つまり、些細な配合量の変化に人は意外と気づくことができないのです。
ここが今回のブログ内容で一番伝えたかったポイントです。
だからこそ、私達化粧品技術者はしっかりとゴールを見極めて、配合量の指定をしていかなければならないのですね。
肌の感覚は意外と鈍いということを知り、より繊細な肌感覚を鍛えていきたいと思ういろはね研究員なのでした。
そして、この話題はまだ続きます。
次回は、グリセリンとヒアルロン酸を組み合わせた使用感の比較結果です!
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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