新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

ピーリングジェルの秘密①

 

皆さんこんにちは!いろはねです!

そろそろ温泉に行きたいな…お鍋食べたいな…なんて思う季節になりました!

冬は寒くて辛いですが、美味しものや楽しいこともあるので今年も負けずに乗り切っていきたいですね!

 

さて、今回は題名の通り、ピーリングジェルの秘密についてお話ししていきたいと思います。

これに関しては、既にコスメに詳しい方々が記事にされているため、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

私も少し前にピーリングジェルの案件をいただき、実際に試作することができたため、今回記事にさせていただきました。

それでは早速まいりましょう!

 

◯ピーリングとは?◯

まずはピーリングについて少し調べてみました。

皆さんはスキンケアにピーリングを取り入れたことはありますか?

私は高校生くらいの時に何度かピーリングジェルを使用しておりました。

あのポロポロが出た後に肌がツルツルになる感覚が病みつきになっていた記憶があります。

まずピーリングとは一般的に「角質ケア」の事を指します。

皮膚表面の古い角質を取り除き、新たな皮膚の再生を促す美容法とされています。

これには皮膚の代謝、ターンオーバーが関わってきます。

<ターンオーバーの仕組み>

おさらいも兼ねて、もう少し詳しく見ていきましょう。

ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みの事でした。

肌の一番外側にある表皮で起こるんでしたよね。

表皮の構造は内側から、基底層・有棘層・顆粒層・角層と4層で構成されていましたね。

表皮細胞は、まず基底層で生まれ、少しずつ形や機能を変えながら有棘層、顆粒層、角層へと押し上げられていきます。

そして角層へたどり着いた細胞は、最終的に垢となって剥がれ落ちていく…この一連の流れが約1か月かけて肌の中で起きています。

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ターンオーバーのイメージ図

この周期が生活習慣の乱れや加齢などの原因で乱れてしまうと、様々な肌トラブルに繋がります。

つまりピーリングは、ターンオーバーの乱れによって排出されず残ってしまった古い皮膚(角質)を取り除き、つるつるの肌に生まれ変わらせてくれるということなのですね。

これにより、くすんでいた肌がクリアになったり、化粧ノリが良くなったりなどのメリットがあるようです。

そしてピーリングには、

①化学成分でやわらげて取り除く

②ゴマージュやスクラブ剤などの細かいツブツブを使用して物理的に取り除く

③ハーブピーリング

などの方法があります。

①はケミカルピーリングとも呼ばれるそうで、主に美容皮膚科さんなどで施術してもらうような本格的なピーリングです。

ちなみにどのようなピーリング剤があるのかと言いますと…

日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドライン(改訂第3版)というものに、グリコール酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸、乳酸などが挙げられておりました。

参考HP:ケミカルピーリング Q2 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会) (dermatol.or.jp)

②はエステサロンなどに導入されていたり、自宅でも手軽に使用できるゴマージュ洗顔や今回話題に取り上げているピーリングジェルなどがありますね。

③は植物由来のハーブや海藻由来の成分を使用して肌の再生を促す美容法だそうです。

棘状のものを肌に浸透させて細胞を刺激することで、皮膚の再生を促し、肌のキメを整えたり、ニキビ跡を目立たなくしてくれるそうです。

①や②が表面のケアであれば、③は肌の内側からのケアということになりますね。

こちらはだいたいエステサロンで施術されますが、自宅でできるキットなどもあるみたいですね。

 

さて、ピーリングについて知識が増えたところで、早速ピーリングジェルの秘密についてまとめていきたいところなのですが、長くなりそうなので次回にさせていただきます!

ピーリングジェルの秘密と共に、実際にピーリングジェルを作ってみて、触ってみて、失敗して…ドタバタないろはね研究員のお話も盛り込ませていただきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます! 

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