新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

一人前のコスメ技術者を目指すいろはね研究員のリアルな日常をお届け

エビデンスを取ってきました!

皆さんこんにちは!いろはねです!

梅雨が明けたと思えば雨が降り…気候が安定しない日々が続いていますね。

まだまだ夏は長いので、体調管理には気をつけて頑張っていきたいものですね!

皆さんも健康な毎日を過ごせますように!

 

さて、先週私は弊社新技術によって生まれた乳液のエビデンスを取りに行ってきました。

エビデンスを取りに行くのはこの業界に来てから3回目になるのですが、

私も20代代表の被験者として測定いただき、ドキドキの一日となりました。

毎回貴重な経験をさせていただいております。本当に感謝しかありません。

今回は許可もいただき、被験者と測定機器達の撮影をすることができましたので、

測定の様子と織り交ぜてお話していきたいと思います。

 

●測定について●

今回は20代、30代、40代、50代の計4名分の肌データを取ってきました。

なんと測定室の条件は、湿度50%、温度20℃と○○において定められておりまして、

そこに数時間お世話になるということで、真夏なのに防寒対策をして挑みました(笑)

現場の温度計

<測定の目的>

界面活性剤で乳化した一般的な乳液(以下プラセボ品)

弊社の独自技術で乳化した乳液(以下試験品)

一般的な乳液より、弊社独自技術の乳液の方が優位性があるのかどうかを測定することを目的としました。

今回の乳液はセラミドもキー成分でしたので、

プラセボ品・試験品共にそちらの配合量は全く同じにし、

製法のみが異なるように検体を用意しました。

果たして製法の違いだけで本当に数値に差は出るのだろうか…

と、私もドキドキしながら測定の様子を見守りました。

<測定内容>

今回は以下の項目で測定を行いました。

水分量

水分蒸散量

肌弾力

それぞれ両頬&ほうれい線の2か所を測定していただきました。

実際の測定機器

写真左から、

オレンジ・・・水分蒸散量を測定する機械

ブルー・・・弾性計

ピンク・・・水分計

になります。

これらを肌に軽く押し当てて測定していきます。

(自分が実際に測定されている画像を貼る)

また肌の3D画像も撮影していただき、

保湿効果による毛穴やほうれい線の解消ができるのかどうかも確認しました。

測定機器周辺の様子

●測定の流れ●

①クレンジングオイルでメイクオフ

洗顔

③15分間そのまま待つ(馴化)

④肌測定(水分量→水分蒸散量→弾力→肌状態の撮影)

⑤乳液塗布(プラセボ品と試験品を半顔に塗布)

⑥2時間待機

洗顔

⑧15分間そのまま待つ(馴化)

⑨肌測定(④と同様)

このような流れで測定を行いました。

この流れ、よく見ると非常に面白いですよね!

私の中で肌測定のイメージは、乳液を塗布した直後の肌を見るのかなと思っておりました。

しかし今回の測定はそうではなく、乳液を塗布して浸透させた後に洗顔をし、

まっさらな肌を測定するのです!

つまり、肌にしっかり保湿成分が浸透していればいるほど良い結果が得られるということなのですね。

⑦で洗顔をした後、15分間馴化している時、

プラセボ品を塗布した方は肌がつっぱる感覚がありましたが、

対して試験品は時間が経過しても肌表面から内側まで潤っている感覚がありました。

やはりうちの乳液の方が浸透力、保湿力共に勝っているのではないか…?

と嬉しさ反面、まだ結果がわからないドキドキの気持ちでいっぱいでした。

●試験結果●

後日、試験結果のデータが送られてきたのですが…

結論、試験品の方が良い結果となりました!!非常に嬉しい…!

詳細はここでは全て載せられませんが、

プラセボ品に対し、肌の水分量が増加し、水分蒸散量も抑えられ、

ほうれい線の溝が減少するという素晴らしい結果となりました!

これってつまり、

洗顔をしても肌内部がしっかり保湿されている

・肌のバリア機能が向上している

・高い保湿力により、肌弾力も向上した

ということが言えるのです。

この「洗顔をしても」というところが非常に重要だと感じます。

 

普段こうして自分の肌を数値化したり、3D画像で見ることってないと思いますので、

測定時にスキンケア方法の癖や、どの部分が乾燥しているのか、

もっとこうしたら毛穴も引き締まるよなどなど、

測定者の方に自分の肌についてアドバイスもいただけて、

こんな経験本当に貴重だよな…としみじみ感じておりました。

エビデンス結果の詳細は、来年1月に開催される化粧品開発展にてお披露目する予定です。

今回は小さなブースにはなりますが、

ありがたいことに弊社も出展させていただくことになりましたので、

結果が気になる方はぜひお越しください!

そして実際に弊社の乳液に触れていただき、その効果の高さも実感していただきたいと思っております。

 

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第12回エステティックグランプリを見てきました!

皆さんこんにちは!いろはねです!

少し前にプロのエステティシャンが集うグランプリ、通称エスグラを見に行ってきました!

第12回エステティックグランプリ

ありがたい事にこの度お世話になっているお客様のお誘いで、

私は初めて拝見させていただいたのですが、本当に最初から最後まで感動の嵐でした。

今回はその時の感動と感想をまとめていきたいと思います。

 

●お客様をキレイにしたいという強い想い●

プログラムとしては、大きく「フェイシャル技術部門」と「ボディ結果出し部門」

の2部門で構成されていました。

どちらも共通して感じたのは、エステティシャンの方々のお客様をキレイにしたいという想いです。

エステに対する私のイメージはまず「人の手」。

これが最も重要だと思っていました。

お客様の肌をマッサージしたり、スキンケアを馴染ませて浸透させたり…

それには全て人の手の力が必要不可欠だと。

もちろんそれもそうなのですが、

今回のグランプリを拝見させていただき、そのイメージが覆されました。

それは私の想像以上に身体全体を使って施術していたこと。

そして、中には目を瞑りながら手先に全集中力を注いでお客様の肌に触れていたこと。

全国から選ばれたファイナリストということもあり、

より一層その姿が強く印象に残りました。

実際、日々お客様の肌に触れ、寄り添っているからこそ、

全身からお客様をキレイにしたいという想いもより一層強く、

それがひしひしと伝わってきて、私は非常に感動いたしました。

私達のような化粧品開発の人間は、ユーザーの方との接点はほとんどない為、

開発された化粧品がこのように使われているのを見ることができたら開発冥利に尽きるよな…

これは全ての化粧品開発者が見るべきではないだろうか…

などと心の中で思いながらエステティシャンの方々を見守りました。

会場の様子

●フェイシャル技術部門●
事前にお客様の肌悩みやライフスタイルを聞き、

それに合わせた施術を時間内に行うという内容でした。

施術中はエステティシャンお一人ずつのご紹介から始まり、

施術内容やキー成分などの説明もありました。

化粧品開発の人間としてはやはり成分が気になるところでしたので、

特に耳を澄ましていたのですが、中でも多かったのは

・プラセンタ

・プロテオグリカン

・ビタミンC、E

・ペプチド系

などでした!

施術内容も美白やハリに特化したものが多かったので頷けます。

マッサージに使用するオイルはホホバオイルが多く、

時々ラベンダーオイルなど精神面に働きかけるものもありました。

また、筋肉にも働きかける施術ということで、

表情筋や胸鎖乳突筋など日頃パソコンやスマホなどで凝り固まった筋肉をほぐす際に、皆さん身体全体を使ってマッサージをしていました。

施術前と比べるとその効果は遠目からでも一目瞭然!

肌のツヤ、ハリ、明るさが見違えるように改善されており、

エステの即効性に驚きました。

 

●ボディ結果出し部門●

こちらは数ヶ月間お客様と一体となり、ライフスタイルや食生活を正し、

機械も取り入れてお客様の求めるボディを作り上げる。

その結果から実際に私たちも投票を行うというものでした。

お客様とこれだけ努力し、一緒に理想の姿を目指したストーリーが動画で流れたりと、

こちらの部門においてもエステティシャンの方々のお客様を心からキレイにしたいという想いが感じられ、その強い想いにお客様も信頼し、絆が生まれていました。

それを見た私は最初から感動しっぱなしでした。

最後は理想の姿を手に入れたお客様も壇上に上がり、その姿は皆さん堂々と、

そしてキラキラと輝いていました。

その姿を見て、人をキレイにする事ってその人の人生をも良い方向へと変えてくれる。

こんなに素晴らしい事ってないよな、と私も再確認することができました。

 

今回のグランプリを拝見していて思ったのは、エステティシャンの方々は、

・美容や健康に関するあらゆる知識

・お客さまのお悩みを聞く力

・アドバイス

・プロデュース力

・マッサージの技量

など様々な能力がないとできないお仕事だなと感じました。

そして何より最も重要なのが、「お客様をキレイにしたいと想う心」

それが様々な原動力に繋がっているのだなと思いました。

化粧品を開発する身として、非常に刺激を与えていただき、感謝しかありません。

本番に挑まれたエステティシャンの方々の努力も垣間見える本当に素晴らしいグランプリでした!

目の前の事だけにとらわれず、化粧品を使うユーザーの方々を想像しながら化粧品開発ができるよう、日々頑張っていきたいなと思ったいろはね研究員なのでした。

 

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泡立たないシャンプー!?

皆さんこんにちは!いろはねです!

皆さんは「泡立たない洗顔」使ったことはありますか?

私は何度かあるのですが、

最近このような今までの常識を覆すようなアイテムが販売されていますね!

泡立たない洗顔は、主に洗浄剤の力ではなく、

クレイや炭の皮脂汚れ吸着効果を利用して肌を洗浄してくれるアイテムが多いです。

始めて使った時は感動いたしました。

泡が立たなくても皮脂汚れや毛穴の黒ずみは落とせるんだ!と。

でも、実際泡立たないアイテムって洗浄力はどうなの…?

と正直疑ってしまうところもありますよね。

しかし、花王さんが過去にこのような記事をHPに掲載しておりました。

花王の顔|泡で汚れは落せない?化学界も驚愕の新常識「できっこない」を覆す研究員の底力(前編) (kao.com)

私達の中では泡立ち=洗浄力というイメージがどうしても強いですが、

実はそこまで関与していなかったということが分かっているのですね。

私も過去のブログにこちらの記事を載せましたが、

本当に面白い発見だなと改めて思います。

そして最近、私は聞いたことがないアイテムをお客様から聞きました。

それが「泡立たないシャンプー」です。

ご存じの方も、すでにお使いの方もいらっしゃるかもしれませんね!

お恥ずかしながら私は初めてこのようなアイテムがあることを知りまして…

まだまだ知らないことが多いなと反省いたしました。

シャンプーこそ、泡立ててわしゃわしゃ洗うようなイメージでしたので、

泡立たないことでどんなメリットがあるの!?と純粋に気になりました。

ということで前置きが長くなりましたが、

今回はこちらのアイテムについて色々と調べてまとめていきたいと思います。

 

〇泡立たないシャンプーとは?〇

クリームシャンプーという名前で認知されているようですね!

このクリームを頭皮に馴染ませることで、クレンジングクリームのような仕組みで頭皮の汚れを落としてくれるのだそうです。

なるほど…

あと最近はやはりクレイを配合し、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを吸着させて洗い流すタイプもあるようです。

しかもシャンプー、コンディショナー、トリートメントの3役を果たしてくれる優れもの。

時短でケアしたい方にはオススメなのかもしれません。

色々なまとめ記事を見ますと、20種類いかないくらいのアイテムが載っておりました。

情報がないだけで他にももっと商品化されているアイテムがあるのかもしれませんね!

大体3年前くらいから増えてきた感じでしょうか。

ですので、比較的新しいアイテムなのかなと思います。

 

〇泡立たないシャンプーの効果は?〇

泡立つシャンプーとは何が違うのか気になりますよね。

アットコスメの口コミをのぞいてみますと、

・髪がしっとりとまとまる

・ツヤやコシが出る

頭皮マッサージがしやすい

・頭皮が保湿され、フケやかゆみの改善

などの意見が多く見受けられました。

通常のシャンプーの洗浄力では、頭皮が乾燥してつっぱってしまう…

髪の毛がパサパサで潤いがなく広がってしまう…

そんな方にはぴったりのアイテムなのかもしれませんね。

私も泡立てないでどれだけの洗浄力があるのか、非常に気になるのですが、

私は髪の毛がペシャッとしてしまう猫っ毛なので、

保湿力の高そうなクリームシャンプーは残念ながら合わないかもしれません…

一回分のサンプルはどこかに売っておりますでしょうか!(探してみます)

逆に厳しめの口コミもありまして、

・洗い残しによる頭皮のかゆみ

・毛先はまとまるけど頭皮がべたついてしまう

・たくさん使わないと洗った気がしない

などのご意見がありました。

美容院などで、プロの手でマッサージしながら洗浄するには良いかもしれませんが、

一般ユーザーからすると使用方法に少々コツがいるのかもしれませんね。

また、髪質や地肌の状態によって吉と出るか凶と出るか…そんな感じが致します。

しかし、髪や頭皮を保湿したい!という方には救世主のようなアイテムなのかもしれません。

 

このように、昔は考えられなかったようなアイテムがたくさん出てきていますよね。

化粧品のように、ライバルが多く差別化が必要な業界だからこそ、

このような新感覚アイテムが生み出されていくのかもしれません。

また5年後、10年後、20年後の未来では、

今の常識じゃ考えられない化粧品がたくさん販売されているのかもしれませんね!

 

<参考HP>

市販のクリームシャンプーの口コミ人気おすすめランキング13選 | LALA MAGAZINE [ララ マガジン]

【クリームシャンプー】おすすめ14選|抜け毛やくせ毛への効果は? 口コミも紹介 | マイナビおすすめナビ (mynavi.jp)

【2022年】クリームシャンプーのおすすめ人気ランキング12選【徹底比較】 | mybest (my-best.com)

 

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CBDには種類があった!②

皆さんこんにちは!いろはねです!

引き続きCBDのお話をしていきたいと思います。

ここ1、2年で化粧品業界にも参入してきたCBDですが、

前回は基本的な部分をまとめさせていただきました。

ざっとおさらいをしますと、CBDは植物の麻などに含まれている「カンナビジオール(CnnaBiDiol)」の略で、麻の有効成分である「カンナビノイド」の主要成分として知られています。

麻と聞くと大麻が連想され、幻覚症状や依存・中毒性などネガティブなイメージもありますので、安全性はいかがなものなのか…と不安に思われがちです。

しかし、そのような症状を引き起こすのはカンナビノイドのもう一つの主成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)と言われています。

これが含まれていると大麻として違法扱いされてしまうのですが、CBDにはそのような危険な作用はなく、WHOもその安全性を認めている成分になります。

さて、そんなCBDには製法の違いによって含まれる成分や効果などが異なるそうなので、今回はそれについてまとめていきたいと思います!

 

〇CBDの種類〇

CBDの種類は大きく分けて3つあるのですが、CBDの魅力を知る上で重要なのが、アントラージュ効果(相乗効果)なのだそうです。

初めて聞きました…

アントラージュ効果とは、「同時に複数の成分を摂取することで個々の効果が増幅され、より高い効果/相乗効果が見込める」という理論。

これは化粧品としてではなく、CBDを摂取することによる効果のお話ですね。

麻にはCBDやTHCなどのカンナビノイド成分や他にも多くの成分が含まれていて、CBD単体で摂取するよりも、同じ麻に含まれる複数の成分を同時に摂取した方が効果が感じられるのだそうです。

①アイソレート

麻にはCBDやTHCなどのカンナビノイド成分が約100種類以上、さらにテルペンやミネラルなどの成分も加えると、総数400種類以上の成分が含まれているそうです。

この豊富な成分の中から、CBD(カンナビジオール)のみを抽出する製法をアイソレート製法と呼びます。

この抽出されたCBD成分のことを、「アイソレート」や「CBDアイソレート」と呼んでいるのですね。

つまりCBDアイソレートは、CBDのみが抽出されている為、その純度は99%と言われています。

THCももちろん含まれておりませんので、安全ということになります。

アイソレートは、CBD単体になりますのでアントラージュ効果は得られません。

②ブロードスペクトラム

こちらは、CBD以外のカンナビノイド成分や、その他ミネラルやテルペンなどの成分も含んだタイプになります。

これもTHCは含まれておりません

CBD以外の成分も含まれているので、アントラージュ効果によってアイソレートよりも高い効果が期待できるのだそうです。

しかし、このブロードスペクトラムには明確な定義はなく、メーカーによって「THCだけを除去した」、「CBD以外の成分も含まれている」など説明は様々。

③フルスペクトラム

麻に含まれる全ての成分を含んだタイプになります。

こちらにはTHCも含まれています

アントラージュ効果は最大限に発揮されることが期待できますが、THCには危険な作用がありますので、その量は制限されています。

アメリカでは0.3%以下、日本ではTHC自体を禁止しています。

つまり、日本でTHCの入った製品を万が一所持していたら、違法となってしまいますので要注意ですね!

 

ということで、前回に引き続きCBDについてまとめさせていただきましたが、化粧品であればアントラージュ効果は必要ありませんので、THCがまったく含まれていないCBDアイソレートを弊社では取り扱っています。

CBDアイソレートはCBDが純度99%ですので、品質の良さが問われます。

弊社はアメリカ原産の信頼のおけるメーカーさんからCBDアイソレートを仕入れさせていただいているため、安心してお使いいただけると思います。

これからCBDは美容業界でどのような立ち位置になっていくのか、まだわかりませんが、新たにこうしてCBDについて知ることができたのは大きな一歩かなと思います!

営業のお仕事をしていると、お客様から直接新しい情報や魅力的な情報をいただけるので、面白いです。

これからもどんなお話が聞けるのか楽しみです!

 

<参考HP>

CBDの製法による違い。アイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラム。 | テレマルシェ

 

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CBDには種類があった!①

皆さんこんにちは!いろはねです!

今回はCBDのお題になります。

CBDが化粧品業界に参入してきたのはここ1,2年のお話でしょうか?

かなりこのワードは業界内にも定着しつつあるのかなと感じます。

業界的に流行りの成分は一気に盛り上がり、

ものによっては時間が経つにつれて廃れていってしまう…という傾向にありますが、

CBDはまだ盛り上がりを見せているように感じます。

と言いますのも、弊社もありがたいことにCBD配合コスメの開発依頼をいただくことがあるからですね。

弊社もCBDがこの業界で流行り始めた頃から信頼のおけるメーカー様とタッグを組み、植物オイルとの相性試験や、今では界面活性剤を使用せずとも独自技術で水系製剤へ配合することに成功しています。

そういった情報を見てくださり、ご依頼いただくことがあります。

その中で「CBDはブロードスペクトラムのものを希望します」というお話がありました。

恥ずかしながら私はこのブロードスペクトラムという言葉を初めて聞きました。

と同時にえっ!CBDにも種類があるの!?と驚きました。

CBDは今後の展開的にも重要な成分ですし、これは調べてお勉強しなければ!

と思いましたので、今回はこれについてまとめていきたいと思います。

 

〇CBDについて〇

なんだかんだ言ってCBDについてまだ私のブログでは細かくまとめておりませんでしたので、きちんと理解してから話を進めていきたいと思います。

CBDとは、植物の麻などに含まれている「カンナビジオール(CnnaBiDiol)」の略称です。

麻と聞くと大麻など、ネガティブなイメージもありますので、

安全性などはどうなの?という不安もありますよね。

麻に含まれている有効成分を総称してカンナビノイドと呼んでいるのですが、

その主要成分がCBDカンナビジオール)とTHCテトラヒドロカンナビノールなのだそうです。

最も大きな不安要素としては、大麻などで問題視されている依存性・中毒性だと思いますが、このような作用を引き起こすのはTHC(テトラヒドロカンナビノール)の方になります。

麻の花や葉に多く含まれているらしく、これが大麻として違法扱いされているということなのですね。

つまりCBDは、THCとは異なり危険な作用はない為、2018年にはWHOもその安全性を認めています。

 

〇CBDの効果〇

ざっくりとリラックス効果や睡眠の質を高めるなどの効果があることは聞いておりましたが、実際なぜそのような効果があるのでしょうか?

<身体調整機能のサポート>

人間の身体には本来エンド・カンナビノイド・システム(ECS)という調節機能が備わっています。

主に食欲や代謝、免疫システム、骨の形成や皮膚の神経機能など、

私達人間が健康に生きていく上で必要不可欠な機能に関わっているのだそうです。

しかし、外部からの強いストレスや老化に伴い、

その働きが弱まってしまうということが研究で分かってきました。

そうなると様々な疾患や重篤な病気になる可能性が高くなる為、

ECSを整えなくてはなりません。

そこで、CBDに含まれる植物性カンナビノイドを体内に取り入れることで、

様々な病気の治療を期待できると言われています。

<主な効果>

①ストレス緩和・リラックス効果

セロトニンドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、

自律神経を整える効果があります。

その為、ストレス緩和やリラックス効果が期待できると言われています。

②不眠の緩和

①のストレス緩和やリラックス効果によって、不眠の症状を和らげる効果もあるのだそうです。

あくまで睡眠薬ではなく、睡眠の質を高めてくれるというイメージでしょうか。

実際に不眠症の方がCBDを使用したことで睡眠時間の延長が見られたなどの研究報告もあるのだそうです。

③肌への効果

日本化粧品協会によると、抗酸化・抗炎症・ニキビ・皮膚炎・アトピー・やけどなどの効果が期待できるのだそうです。

肌への効果はまだ研究報告が豊富というわけではなさそうなので、

これからもどんどん更新されていくのかもしれません。

ということで、本題のCBDの種類についてまとめようと思いましたが、長くなってしまいましたので、次回にいたします!

 

<参考HP>

何故、CBDが世界中で注目を集めているのか | テレマルシェ (telemarche.co.jp)

CBDの製法による違い。アイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラム。 | テレマルシェ (telemarche.co.jp)

CBD化粧品はスキンケアに効果がある?日本に輸入できる? | THE CBDの株式会社麻田製薬(Asada Pharma Inc.)

CBDとは何?ストレス軽減やリラックスにも。効果や使用方法をご紹介 | くらしとアロマ|アロミックスタイル (aromicstyle.com)

 

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生体親和性って結構大事

皆さんこんにちは!いろはねです!

先週はGWでしたね!

恐縮ながら私もブログをお休みさせていただきました。

今年は昨年のGWに比べ、色々と規制が緩和されましたので、

旅行やお出かけをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は休みボケに負けないよう、また気を引き締めて頑張りたいと思います!

 

さて、今回は肌を健康に保つ為には結局何が良いのか?

これについて少し語ろうと思います。

なぜこのようなテーマになったのかと言いますと、

先週美里先生がUPしてくださったブログの内容が非常に興味深かったからですね。

“ナノ粒子がアブナい!”の真実とは | コスメあら!?カルト??

こちらで一部話題に出ていた「リポソーム」、そして「生体親和性」

リポソームはその大きさだけで考えると肌への浸透は難しいですが、

リポソームが持つ「生体親和性の高さ」が高浸透を叶えているという事実。

肌が自ら受け入れてくれるからこそ、高い効果が得られるんですよね。

つまり、肌を健康に保つ上で重要なのは「生体親和性の高さ」なのではないか?

と思ったのです。

ちなみに生体親和性は、生体適合性とも言いますが、

生体に対して親和性があり、生体が拒絶反応を起こさない材料や成分のことを生体親和性(生体適合性)を有するとされているそうです。

基本私達生き物は、体内に異物などが侵入したりするとそれを排出しようと拒絶反応を起こしますよね。

代表的なのはアレルギー反応でしょうか。

しかし、生体親和性が高いものはそれが起こらず、ものによっては生体自らが吸収しようとしたりすることもあるのです。

では、肌にとって生体親和性の高い成分って何があるのでしょうか?

その答えは…

まず一つ目、肌の潤い保持に関わる「細胞間脂質」にあります。

細胞間脂質とは簡単に、角質層内において脂質と水分の層が交互に規則正しく重なり合った構造(ラメラ構造)をしていました。

引用:花王 | スキンケアナビ | 角層の細胞間脂質 (kao.com)

主に脂質の層には「セラミド

水分の層には「NMF(主成分アミノ酸

さらにこの構造を形成しているのが「リン脂質(フォスファチジルコリン)

これらは肌が自ら生み出している成分です。

つまり、肌が拒絶反応を起こすことはないはずですし、

元々肌にある成分ですので生体親和性は高いということになります。

二つ目は、表皮の土台であり、ハリを司る真皮にもあります。

そのハリを形成しているコラーゲンヒアルロン酸も肌が自ら生み出している成分ですので、生体親和性は高いと言えるのではないでしょうか。

 

正直化粧品って本当に数が多いし、ケアの仕方も五万とありますよね。

それに合わせて様々な美容成分も世の中に溢れています。

展示会へ行くと特にそれを感じますね。

聞いたこともないような貴重な植物のエキス…

もうだいぶ定着してきたヒト幹細胞培養液などなど…

他にも肌機能を底上げしてくれるような魅力的な成分は非常にたくさんあります。

ここまで化粧品や美容成分の種類が豊富なのは、それだけ肌質やトラブルの数も多いということなんですよね。

それに合わせてどんどん世の中に新たなアイテムが増えていったのだと思います。

しかし、一人一人どんなに肌質が異なると言っても、肌の構造は皆一緒ですよね。

だからこそ、そこに着目したスキンケア、

つまり「生体親和性の高さ」を搭載したアイテム(代表例:リポソーム)が

安全性&効果を含めて重要なのではないかと思いました。

例えばどんなに効果の高い植物エキスがあったとしても、

一部の肌はそれを危険なものだと認識し、拒絶反応を起こしてしまうことだってありますよね。

対して、生体親和性の高いセラミドヒアルロン酸などは元々肌が生成する成分ですから、それは起きないと思うのです。

特にセラミドは最近増えている敏感肌にも効果的と言われていますが、

これが多く配合されているスキンケアってまだ少ない気がしまして。

それはなぜなのでしょうか?

正直に申し上げますと、配合するのが難しかったり、成分自体のコストや安定性維持など様々な課題があるからです。

それをクリアした花王さんには「セラミドケア」と謳っている、

人気のキュレルシリーズがありますが、

こちらもきっと相当なコストと労力をかけて開発されていると思います。

私達も2年以上かけてここに着目した乳化技術を開発しましたが、

上記の課題をクリアしたものこそ、本当に肌に良いと思ってもらえるアイテムになるのではないかと思ったいろはね研究員なのでした。

今回の内容は、あくまで私の個人的な意見や考えになりますので、

これは違うのではないか?などありましたらアドバイスやコメントなどいただけると嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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男女の肌の違い

皆さんこんにちは!いろはねです!

毎年この時期になると気になるのが紫外線ですね。

あの紫外線がジリジリと肌に当たる感覚…春になったんだなと実感します。

紫外線対策にマストなのが、日傘ですよね。

女性はもちろん使っている方が多いと思うのですが、最近は男性も使いなさい!

という話をチラッと聞きます。

同じ人間ですから、同じように紫外線対策も必要だよな…

と漠然と考えておりましたが、そういえば男性と女性で肌質って違ったよな。

とふと思い出しました。

よく知られているのは、皮脂分泌量の違いかなと思いますが、

もしかしたら他にも様々な違いがあるのではないか?と気になりました。

そこで今回は、男性と女性の肌の違いについて色々と調べましたので、

それについてまとめていきたいと思います。

 

〇男性の肌の特徴〇

男性の肌は・・・

・皮膚が厚め

・キメが粗くて毛穴が目立ちやすい

・肌触りはザラザラになりがち

・女性の肌に比べて皮脂の分泌量が2~3倍

・保水力がない

・女性に比べてバリア機能が低い

・水分蒸散量は女性の2倍以上

・肌の水分量は女性のわずか30~50%

男性の肌って皮脂分泌量が多いので気が付きにくいですが、

実は水分量が少なく逃げていってしまう乾燥しやすい肌質だったのですね。

 

〇女性の肌の特徴〇

女性の肌は・・・

・皮膚が薄くデリケート

・男性に比べて保水力はある

・外的刺激によるダメージに弱い

・ホルモンの影響を受けやすい

女性の肌ってやっぱりデリケートなんですね。

保水力は男性よりもあるけど、とにかく刺激に弱い。

外的刺激というのは紫外線や摩擦などが挙げられますが、

それらの刺激によってシミやそばかすなどができやすいのも女性の肌の特徴なのだそうです。

また、ホルモンの影響を受けやすいというのは、

一つ目は生理周期による影響で肌質が一時的に変化してしまったり、

二つ目は更年期による影響で急に乾燥するようになってしまったり。

女性の肌はかなり変化しやすい特徴を持つということも分かりました。

 

〇男性と女性のスキンケア〇

上記でまとめた男女それぞれの肌特徴から言えることは、

共通して洗顔」「保湿」「紫外線対策

この3つのケアはマストだということですね。

特に男性はこの辺りを本格的にケアしている方ってまだまだ少ないのではないかなと思います。

<男性のスキンケア>

特に重要なケアとしては・・・

①髭剃り後の保湿

ほぼ毎日髭を剃る方もいらっしゃると思いますが、

その後のケアは皆さんどうされていますでしょうか?

男性の肌特徴を知ると、特に髭剃り後の保湿が重要であることが分かりますよね。

男性の肌は保水力・バリア機能が低い為、日々の髭剃りによる摩擦ダメージが肌に大きな負担となります。

しっかりと摩擦ダメージを鎮静し、化粧水や乳液など水分チャージできるようなアイテムで保湿してあげることが大切です。

個人的に時間がある方であれば、フェイスマスクも非常にオススメかと思います。

②紫外線対策

これは冒頭でもお話しましたが、特に男性はまだ紫外線に対する意識が低いように感じます。

日傘を指すのは邪魔だしめんどくさい…

日焼け止めも塗るのが面倒だし、何よりべたつくのが嫌い…

その気持ちもわからなくはないですが、

女性よりバリア機能が低い男性の肌は、特に紫外線から守ってあげなくてはなりません…!

<女性のスキンケア>

女性はほぼ毎日メイクをしますので、特に重要となるのが「クレンジング」と「洗顔」です。

しかし、これらのケアは方法を間違えてしまうと肌への負担や摩擦ダメージが起こりやすくなります。

特に女性の肌は先程もまとめた通り、皮膚が薄く摩擦などの外的刺激に弱い為、

とにかく繊細に優しく洗い上げる必要があります。

「優しく」を意識すると、今度は細かい箇所の汚れが残りがちに。

汚れが残ってしまうとそれがまた肌トラブルに繋がってしまう為、

「隅々まで洗う」ことも意識してケアすることが大切ですよね。

私もこの意識、忘れかけておりました…

どうしてもスピーディーにしっかり落とそうと思うと力が入ってしまうんですよね…

しかし、これは命取り。

将来少しでも肌のたるみを軽減できるよう今からスキンケア方法を見直さなければと思いました。

 

男性は髭剃りに女性はメイク…

それぞれ毎日肌への負担は尽きませんが、肌の特徴を知ればスキンケアの重要性やポイントを押さえた上でケアができますよね。

だからこそ、皮膚科の先生や美容部員さんなど美容や肌のプロは皆さんお肌が美しい方ばかりなのかなと思います。

こういう知識って大人になってから知ることが多いですよね。

学校教育にこういう授業があったら、将来肌質に悩んだりする人が減るのではないかなとも思ったいろはね研究員なのでした。

 

<参考HP>

女性と男性の肌はどう違う? | ビューティー&ヘルスケア特集 | FUJIFILM ビューティー&ヘルスケア Online

花王 | スキンケアナビ | 男性の肌の特徴 (kao.com)

発見。男性の肌の方が、女性の肌より弱かった。 | 特集 | uno(ウーノ) (finetoday.com)

男性と女性の肌の違いとは?男性におすすめのスキンケア方法をご紹介: COLUMN-Maison KOSÉ (kose.co.jp)

 

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