くせ毛の正体①
皆さんこんにちは!いろはねです!
さて、今回は題名の通り「くせ毛」についてまとめていきたいと思います!
実は私自身が強めのくせ毛でして…
パーマをかけていなくても、パーマやってる?
と昔からよく聞かるほどです(笑)
そんなこんなで当たり前にこのような髪質なので今まで気にしていなかったのですが、
思い返してみれば、髪の毛って本当に人それぞれで、
綺麗なストレートヘアーの方もいれば、私のようなくせ毛の方もいる。
一体これは何が違くてそうなっているのだろう?
じゃあ調べてみよう!となったのが今回のブログ内容です。
身体の不思議を調べるのは面白いですね!
それでは早速本題へ参りましょう。
〇髪の毛の構造〇
くせ毛の正体を知る前に髪の毛の構造を簡単にまとめたいと思います。
一本の髪の毛をズバッと切るとイラストのような構造となっています。
画像引用元:髪の構造|髪の知識|花王株式会社 ヘアケアサイト (kao.com)
髪の毛は大きく3つの層に分けられます。
一番外側が「キューティクル」
中間部が「コルテックス」
中心部が「メデュラ」
髪の毛はほとんどがタンパク質で、残りは脂質やメラニン色素などで構成されています。
髪の毛は硬いタンパク質「硬ケラチン」で構成されていて、
角化・硬化した排泄過程にある組織です。
皮膚が持つ生きた細胞「軟ケラチン」とは反対に、
わかりやすく言うと死んだ組織ということになります。
〇くせ毛の正体〇
それでは髪の毛の構造が簡単にわかったところで、本題に入りましょう。
くせ毛の正体を色々と調査したところ、3つの要因が大きく絡んでいるということがわかりました。
①化学結合によるもの
髪の毛の主たる構成成分タンパク質が硬ケラチンであるということは上記でわかりましたね。
さらにこの硬ケラチンは、アミノ酸がたくさんつながったポリペプチドにより構成されています。
そして、このポリペプチドを繋げている化学結合が大きく分けて4つあるそうです。
・水素結合
髪を濡らした時ってボリュームがあった髪がペチャンコになりますよね?
これはポリペプチドの水素結合が切れたことによる現象です。
まさか化学結合が絡んでいたなんて…驚きです。
この結合は乾かすとまた繋がって元に戻ります。
しかし、この結合が歪んだ状態で戻ってしまうことがあるため、
せっかくストレートにした髪の毛がうねったり、くせ毛が復活してしまうのですね。
雨が降った日や湿気の多い夏場にくせが出てしまうのはこれが原因と言われています。
実はこの結合、私にとっては良い一面もありまして…
濡らしてくしゃくしゃにしながら乾かすといい感じのパーマがかかるのです。
これはくしゃくしゃに乾かしてあえて結合を歪ませることでパーマを作るというメカニズムですよね(笑)
毎朝やっている支度に化学的な要素が含まれているとは…非常に面白いです。
・ジスルフィド(S-S)結合
この結合が切れると髪の毛はかなり軟らかい状態になります。
それを利用しているのがパーマをかけるときですね。
一剤(還元剤)で結合を切って柔らかくし、二剤(酸化剤)で再度結合を繋げることで髪にあえてうねりを加えることができます。
本来はまっすぐ結合しているはずなのですが、くせ毛の方はこれがずれて曲がった状態で結合してしまっているのだそうです。
画像引用元:くせ毛ってどうして起こるの? | くせ毛が気になる女性のためのヘアケア情報サイト『くせ毛LABO』 by プロカリテ (sara-hea.com)
この歪みの度合いによってくせ毛の強さが変わります。
残り2つの結合はくせ毛とはそこまで関係ありませんでしたが、簡単にまとめますと…
・イオン結合
髪の毛も弱酸性と言われておりまして、pH4.5~5.5が最も安定しているそうです。
このpHが変化してしまうと結合が切れて、傷みの原因となります。
・ペプチド結合
4つの化学結合の中で最も強い結合です。
この結合が切れてしまうと2度と戻らないと言われています。
枝毛はこの結合が切れてしまったことによる現象だそうです。
ということで、くせ毛に大きく影響があるのは「水素結合」と「ジスルフィド結合」ということが分かりましたね。
参考HP:髪の基礎知識 vol.16「髪の4つの結合」|デミ コスメティクス (nicca.co.jp)
皮膚の構造や自分の性質を知ることでスキンケアを変えるように、
髪の毛も同じで、構造から性質まで知ることができれば何が最も最適なケアなのかが分かりますよね。
私もくせ毛を活かしたヘアケア・スタイリングを頑張りたいと思いました!
続きはまた次回にさせていただきます!
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