日焼け止めの復習
皆さんこんにちは!いろはねです!
4月に入り、晴れている日はとても過ごしやすい気温になってきましたね!
何なら少し暑いなと感じる日もあります…汗(地球温暖化…)
そして、現在都心部を中心に外出自粛の日々が続いておりますが…
休日ずっと家の中に引きこもっていてはさすがに体が悲鳴を上げます…
適度な運動をしなければ…!と思い、近所をお散歩すると、
じりじりと紫外線を感じました…
日焼け止めが本格的に必要な季節になりましたね!
ということで、昨年美里先生から学んだ日焼け止めについて改めて復習をしよう!
と思いましたので、今回はそれについて基本的な箇所をまとめていきたいと思います!
さて、日焼け止めに欠かせないものと言えばなんでしょう…?
答えは「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」です!
それぞれ機能は異なりますが、お肌に直接紫外線が当たらないように働いてくれています!
〇紫外線吸収剤〇
自ら紫外線を吸収する力を持った有機物成分で構成されています!
代表的なもの:メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど
メリット:強い紫外線遮断力があるため、SPF値を高く設定できます!
また、白浮きやキシキシ感がないため、使用感が良いとされています!
デメリット: 有機物成分は構造中に官能基を持つため、反応性が高いです。
それが刺激となることもあり、皮膚トラブル(アレルギーなど)を引き起こすリスクがあります…!
その対策として、アクリルポリマーなどのポリマー素材で紫外線吸収剤をコーティングすることで、直接皮膚に触れることがなくなり、トラブルを軽減しています!
〇紫外線散乱剤〇
物理的に光を反射し、散乱させる力を持つ無機物成分で構成されています!
代表的なもの:酸化チタン、酸化亜鉛
メリット:無機物成分なので、紫外線吸収剤のような有機物成分とは異なり、
皮膚への刺激は少ないです!
デメリット:粉体なので、どうしても肌に付けたとき、白浮きしてしまったり、
ギシギシ感や使用後のパキパキ感が強いです…!
ということで、日焼け止めに欠かせない「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の特徴についてまとめました!
これらの機能が長時間持続できるように、ほとんどの日焼け止めには、
水にも油にも強い「シリコーン」が用いられ、汗や皮脂などで流れ落ちないような工夫がされています!
紫外線散乱剤の酸化チタンや酸化亜鉛は粉体なので、その粉自体をシリコーンでコーティングするという技術も用いられているのです!
使用感は良いのに肌への影響が強いタイプと、
肌には刺激が少ないけど使用感があまり良くないタイプ…
このように、お互いメリットデメリットを抱えている為、各メーカーさんではこの2つをバランスよく配合することで、使用する際に違和感が出ないような工夫も施しています!
〇日焼け止めでよく聞く「ノンケミカル」とは?〇
これは、紫外線吸収剤を配合していない日焼け止めのことを指します!
つまり、紫外線散乱剤が主にお肌を紫外線から守ってくれるため、
お肌への刺激は少ないです!
しかし、先ほどもお伝えした通り、紫外線散乱剤は粉特有の白浮きとギシギシ感が出てしまうため、使用感があまり良いとは言えません…!
〇「ノンケミカル」の落とし穴…!?〇
ケミカル(chemical)は、「化学的な」「化学的に合成した」という意味。
それが、無いということ…?
つまり、化学合成成分が入ってなくて、お肌に優しいのかな?
と思ってしまいますよね(汗)
しかーし!そうではありません!
紫外線散乱剤も化学合成成分になりますので、そのイメージは間違いになります!
ご注意を!
最後に、日焼け止めの話題といえば、環境問題においても、ここ数年騒がれています…!
海に行くときは必ずつける日焼け止め…
そして海水によって日焼け止めが海に流れていきます。
日焼け止め成分の中には、サンゴ礁を破壊してしまったり、
海の生き物に悪影響を与えてしまうものがあるのだそうです…
そのため海外では日焼け止め禁止法などが施行されたりと、
かなりシビアな状況…
しかし海で日焼け止めを使わないのは皮膚ガンなどのリスクもあるため欠かせないですよね(汗)
じゃあどうしたらいいの!?
そんな方のために、サンゴ礁にも安全(reef-safe)と書かれた日焼け止めの代替品があるそうです!
このように化粧品と環境も密接にかかわっているんだな!面白いな!と思ったのと、環境に優しい日焼け止めがもっと増えればよいなと思ったいろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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