W/OとO/W?
皆さんこんにちは!いろはねです!
前回ブログにて告知しました、ダイエット&ビューティーフェア2020は本日までです!
あっという間の最終日、張り切って頑張ってきます!
そして、その後は4連休も待っていますので、今から何をしようかワクワクしているいろはねです(笑)
さて!今回は乳化アイテムのちょっとした見分け方を教えてもらったので、それについてまとめていきたいと思います!
皆さんは、乳化アイテムにタイプがあるのをご存じですか?
題名にも書いた通り、大きく分けて二種類あります!
まず、「乳化」はもうご存じの通り、
水と油の相反する液体同士を界面活性剤の力を利用して混ぜ合わせることですよね!
そして、これら液体同士が混ざり合った状態を「エマルション」と言います!
このエマルションにタイプがあるのです!
それが、「O/W型エマルション」と「W/O型エマルション」です!
どんなイメージかと言いますと…
自分でイラストを作成してみました!(笑)
つまり、
水の中に油が存在しているのが、O/W型エマルション(水中油型)
油の中に水が存在しているのが、W/O型エマルション(油中水型)
ということになります!
イメージしやすくなったところで、身近な例を挙げますと…
O/W型エマルションは、生クリーム
W/O型エマルションは、バター
なのです!
さらに発想を膨らませると、コーヒーに生クリームは容易に溶けて混ざりますが、バターはなかなか溶けないですよね。
食べ物で例えるとこんなイメージです!
では、化粧品はどうでしょうか?
<O/W型エマルション>
使用感:ベースが水になるので、肌にスッと軽く伸びてみずみずしい使用感が特徴です!
今は乳液やクリームのほとんどがこのタイプと言われています!
<W/O型エマルション>
使用感:ベースが油になるので、濃厚でリッチな使用感です!
水になじみにくい性質を利用して、ウォータープルーフの日焼け止めなどもこのタイプになっています!
しかし、O/W型やW/O型があると言われても、どちらも見た目は白く乳化した状態…
どっちがどっち?というのは、使用感で確実に区別することはできませんし、それだけでは確証もありませんよね。
ここで簡単な見分け方があるのですねー!
実際にやってみました!
まず適当に精製水を用意しまして…
そこへ市販の乳液を投下!
そうしますと…投下した瞬間にフワーッと溶けていきました!
そのまま少し観察していますとさらに溶けていき…
水面に少しオイルのようなものが浮いているだけで、最後に白い塊はほとんど溶けて消えていきました!
このように容易に水に溶けていったということは、
この乳液はO/W型エマルション!
先程のイメージ図で、O/W型エマルションは周りが親水基で囲まれていましたね!
つまり、水と非常になじみやすい為こうして容易に溶けていったのですね!
対して、濃厚でリッチな使用感のクリームを滴下してみました!
こちらは滴下してもすぐに溶けていきませんでした!
そして、時間が経過してもそのままクリームの塊が残っている状態でした!
ということは、これはW/O型エマルション!
先程のイメージ図で、W/O型エマルションは周りが疎水基で囲まれていましたね!
つまり、エマルション自体が水となじまず撥水性を持つ為、なかなか溶けていかなかったのですね!
今回のちょこっとした実験で、
O/W型かW/O型か容易にわかってしまうのですね!
こうして実際に実験してみると、先ほどのイメージ図や使用感の違いとリンクできて、さらに理解しやすくなります!
こうした地道な確認実験も化粧品を知る上では非常に重要だなと感じた、いろはね研究員なのでした。
いろはね研究員の師匠こと美里康人先生の専門的でためになるブログと、そのアシスタントゆっきーさんのブログもぜひご覧ください!↓
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